過去の放送内容一覧2025年11月
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2025年11月30日(日)24:55”やさしい先生”のひみつ
なぜ学校は盗撮現場になったのか教員グループが児童や生徒の盗撮画像をSNSで共有した事件が全国に衝撃を広げている。現場となったのは安心して学べるはずの『学校』だった。子供を守るべき立場の“やさしい先生”がなぜ犯行に。SNSへの潜入取材でみえてきたのは、コミュニティーの特殊な危うさだった。「お宝を手に入れた感覚」と語る、生徒を盗撮した過去がある元教員。性善説では子供を守れない時代なのか。いま教育現場に対策が求められている。
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2025年11月23日(日)24:55コメクライシス
米価高騰…バブルの果てに新米が出回り始めても高値が続くコメ。まさに“バブル”の様相を呈しています。消費者が家計への影響に苦しむ一方、生産者にも「いつか反動が来るのでは」と懸念が広がり、流通業者は「高値で買ったコメを売り切れるのか」と不安を漏らします。そして、国産米が高騰する陰で急増する外国産米の輸入…。日本の農政は私たちが口にするコメの未来を守ることはできるのか。日本の主食・コメをとりまく現場のいまを追いました。
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2025年11月16日(日)24:55なぜ あなたは独りで逝ったのですか?
― 孤立死2万人の時代 ―国が初めて発表した孤立死者数は年間2万人超。今や特別なことではなくなった「孤立死」。50代、60代の中高年も多い。日々、凄惨な現場で死と向き合う鹿児島市の特殊清掃士。遺品整理は「天国への最期のお引っ越し」と話し、故人に寄り添う。なぜ、家族との繋がりを断ったのか?なぜ、独りで逝ったのか?故人の足跡を探ると意外な事実が見えてきた。個人主義の終着点ともいえる孤立死は、どうすれば防げるのだろうか?
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2025年11月9日(日)25:00特攻のための特攻
~熊本から飛び立った義烈空挺隊~太平洋戦争末期に熊本から沖縄へ向かった「義烈空挺隊」。特攻隊を成功させるため米軍飛行場に強行着陸し、敵機や施設を破壊する過酷な任務だった。この作戦で113人が戦死したが存在を知る人は少なく、遺族ですら詳細を知る術は限られている。一方、熊本市には出発前の隊員が通っていた元銭湯が存在し、当時の女主人は戦後に隊員を慰霊する菩薩像を建立していた。熊本から飛び立った「特攻のための特攻」とはどんな部隊だったのか。
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2025年11月2日(日)24:55小さな指 、奏でる思い
アペール症のピアニスト遺伝子の変異によって骨や関節の正常な発育が妨げられる「アペール症」。15万人に1人の難病で、頭や顔面の変形を引き起こすほか、手足の指が癒着して生まれることが多い。福岡市に住む村山陽香さん(12)の手は、人より小さいため、ピアノの演奏には大きな制約が伴う。小学校卒業の集大成として挑んだ2時間のピアノのソロコンサート。「障がいがあっても、何でも挑戦できる―」12歳の少女は、その思いを音にのせて奏でる。