過去の放送内容一覧2025年6月
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2025年6月15日(日)24:55コメクライシス
翻弄される日本の主食「魚沼の農家が絶滅危惧種になる」・・・コメのトップブランド「魚沼産コシヒカリ」の産地で聞いた言葉に耳を疑いました。生産者が高齢化し毎年、続々と引退しているのです。背景には昭和に始まった減反(生産調整)を中心とする国の政策が潜んでいることが見えてきました。コメ不足に価格の高騰、備蓄米の放出に一喜一憂している日本。その裏で、農政に翻弄され続ける生産者の姿を取材しました。
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2025年6月8日(日)24:55つなぐ絵筆
祖父と孫娘のシベリア香川県さぬき市の画家・千田豊実さん。ある戦争の悲劇をテーマにした作品を描き続けています。それは祖父の一一(かずいち)さんが体験した“シベリア抑留”。一一さんは帰還できなかった戦友への鎮魂の思いを絵筆に込めて過酷な抑留生活を描き続け、13年前に亡くなりました。「今の若者が戦争を繰り返すことのないように」と願っていた祖父。豊実さんは背負うものの大きさに悩みながら、平和への思いを絵筆でつないでいきます。
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2025年6月1日(日)24:55不幸
旧優生保護法に奪われた人生「不幸な人生だね、はっきり言って不幸」。宮城県の飯塚淳子さん(仮名・79)は自らの人生をそう振り返る。障害のある人などに不妊手術を強制した旧優生保護法。飯塚さんは、16歳の時に軽度の知的障害を理由に手術を強いられた。
なぜ、手術を受けなければならなかったのか?全国に先駆けて被害に声を上げ、長い闘いの末に救済の重い扉を開いた。しかし、奪われた歳月は戻らず、心の傷は今も消えない。飯塚さんの人生をたどる。