過去の放送内容一覧2024年8月
-
2024年8月25日(日)24:55【拡大枠】戦前リアルもしも、「台湾有事」が起こったら…。アメリカのシンクタンクによるシミュレーションは、日本国内の米軍基地も中国の攻撃を受ける可能性が高いと指摘した。台湾統一を狙う中国、在日米軍基地を強化するアメリカ…。日本も、台湾と隣り合わせの南西諸島に自衛隊駐屯地を相次ぎ開設し、有事の際、住民を九州・山口に避難させる計画策定にも着手した。先の大戦から79年。私たちが生きているのは、本当に「戦後」なのだろうか。
-
2024年8月18日(日)24:55学生たちの戦争
学徒出陣 ペンを銃にかえられて太平洋戦争中の1943年秋、日本は兵力不足を補うため、それまで兵役を猶予していた全国の大学生や専門学校生を徴兵することを決めた。学徒出陣―当時の九州帝国大学の学生も例外ではなかった。学問を究めることで国に貢献しようと考えていた学生たちは突如、ペンを銃にかえられ、国のため命を懸けることに。「やっぱり勉強がしたかった」志なかばで学問の道を絶たれ戦場に送られた元学徒兵の一言。今の若者たちにどう響くのか。
-
2024年8月11日(日)25:05アオハルと原発
~私たちの紡ぐ未来~電力供給地としての役割を担う福井の高校生が危機感を持って見つめるのは、原発の廃炉作業から出る廃棄物の処理問題。そこで、森夕乃さん(18)たちは、廃炉から出る金属を使用して作った街灯を通学路に設置しました。"廃炉の時代"に向けた大切な一歩が、地元高校生によって踏み出されたのです。住民の厳しい意見にさらされながらも、原発の問題を自分事と捉えた高校生たちの青春・アオハルの時間をカメラは追いました。
-
2024年8月4日(日)25:05生かされて
~原爆投下79年目の決意~「原爆ドームは崩れてしまえばいいと思っていた」。被爆者の才木幹夫さん(92)は、生き残ってしまった罪悪感から記憶にフタをして生きてきた。生死を分けたのは、ひとりの教師の決断だった。才木さんは恩師が書き残した手帳を初めて目にする。記されていたのは、生徒を守り切ろうとする強い思いだった。原爆投下から79年。生かされた使命感と向き合った才木さんは、残された時間で自らの体験を後世に伝えることを決意する。