過去の放送内容一覧2025年2月
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2025年2月23日(日)24:55戦火に舞う
あるプリンシパルと日本人芸術監督の挑戦「戦時下にバレエは必要か」ウクライナ国立バレエのオリガ・ゴリッツァさんは戦争で国外に避難したあと、度重なる足の手術を経て一時は踊ることを諦めた。日本人監督、寺田宜弘さんの励ましと、日本からの熱いエールに支えられて復帰。空襲警報が鳴り響き、度々公演が中断しても、今も劇場は満席だ。まもなくロシア侵攻から3年。“芸術の灯を絶やさない”主演作に込めた思い、爆撃への恐怖を抱えながら今も踊り続ける原動力とは―
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2025年2月16日(日)24:55追憶の友
子どもたちが見た中越地震20年2004年の新潟県中越地震で児童3人が亡くなった小千谷市の東山小学校。遺影の中で微笑む友に見守られながら同級生たちは卒業の日を迎えました。集落には3人の追悼の碑が建てられ、地震が起きた10月23日に鎮魂の祈りが捧げられてきました。友との突然の別れを経験した同級生たち。それぞれの道に進み大人となり親になりました。ずっと忘れないから―。そう誓ったあの日から20年。いま亡き友へ伝えたい思いがありました。
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2025年2月9日(日)24:55老いて、笑って
~寄り添う人はそばにいる~認知症のおじいちゃんを演じて23年。劇団の主役、松浦佳紀さんの本業は介護施設長です。施設ではみんなが「大きな家族」、いつも心温まる「笑い」があります。去年の能登半島地震では、被災し住処を失った高齢者を新たに迎え入れました。故郷を離れざるを得なかった悲しみから、笑顔を取り戻すことはできるのでしょうか。寄り添う人はそばにいます。老いてなお笑いの絶えない豊かな人生を送るヒントがここにあります。
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2025年2月2日(日)24:55命あるかぎり
被爆者・森 重昭2016年、広島で当時のオバマ米大統領と抱擁した被爆者の森重昭さん。会社員として働きながら、被爆死した米兵捕虜を調査し、12人の身元をつきとめた。「何十万という日本人に混じって、こういう悲劇があったことが将来にわたって語りつがれれば…」。87歳になった森さんは、腸の病気で手術を受け、入退院を繰り返している。「僕がやらなければ誰がやるか」。病の体を押して、調査と証言を続ける森さんの執念に迫る。