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「南京事件 兵士たちの遺言」が
「早稲田ジャーナリズム大賞」受賞!!

NNNドキュメント'15で10月に放送しました「南京事件 兵士たちの遺言」が、
第16回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」公共奉仕部門大賞の受賞が決まりました。
https://www.waseda.jp/top/about/activities/j-award


oa_20151004.JPG【 番組内容 】
古めかしい革張りの手帳に綴られた文字。それは78年前の中国・南京戦に参加した元日本兵の陣中日記だ。ごく普通の農民だった男性が、身重の妻を祖国に残し戦場へ向かう様子、そして戦場で目の当たりにした事が書かれていた。ある部隊に所属した元日本兵の陣中日記に焦点をあて、生前に撮影されたインタビューとともに、様々な観点から取材した。

2015/10/4放送 制作:日本テレビ


【授賞理由】~早稲田大学プレスリリースより
昨年の戦後 70 年に際し、あの戦争に関する多くの企画記事や番組があ った。携わった記者や制作者の善意は疑わないが、「大変だった」「辛か った」という生存者の体験と見聞に依拠するだけでは、時代の意味は捉 えられない。そのなかで、南京事件というポレミックな出来事に果敢に 挑戦した制作者の意気込みを買いたい。彼らの背中を押したのは、南京 事件の現場にいた兵士らの日記など、第一次資料を地道に集めつづけた 民間研究者だったろう。その色褪せたページに、当時の日本のおぞまし い加害者性が刻印されている。それを誇大に言い、あるいは過小に言って政治宣伝に利用する向きはいまだに後を絶たないが、その研究者の志を引き継ぎ、映像化したスタッフの冷静さは特筆される。(吉岡忍選考委員)


【清水潔チーフディレクター】
何も足さない。何も引かない。ただ事実と信ずるものだけを淡々と伝 える。そんな気持ちで制作しました。77年前の事件を直接見聞するこ とは不可能。だからこそ「一次史料」と現場にいた人の「証言」にこだ わりました。事実を伝え、残すこと。それこそがジャーナリズムの根幹と信じて。ご評価御礼申し上げます。

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