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試合結果

1回戦第1試合

オークランドシティ 0 0 前半 0 2 アルアハリ
0 後半 2
0 合計 2
得点 フラビオ(後半5分)
アブトレイカ(後半27分)

写真

選手交代 4 シュート 18 選手交代
  • 21 ファンスティーデン→3) シグムンド(後半7分)
  • 6 マルルーニー→16 岩本輝雄(後半10分
  • 14 ジョーダン→2 ヘイン(後半10分)
9 FK 32
  • 9 エマド メタエブ→3 タレク サイド(後半38分)
  • 12 アーメド サハディド→16 メンサー(後半44分)
  • 2 エルシャテル→8 セディク(後半47分)
3 CK 2
4 警告 2
0 退場 0
0 オフサイド 4
ポジション No 選手名 交代
GK 1 ロス ニコルソン  
DF 5 ジョナサン ペリー  
7 ジェームス プリチェット  
20 グレッグ アールマン  
21 リキ ファンスティーデン 後7分OUT
MF 4 ポール シーマン  
6 リアム マルルーニー 後10分OUT
14 チャド クームス  
FW 10 グラント ヤング  
11 ニール サイクス (C)  
14 ケリン ジョーダン 後10分OUT
控え選手
GK 12 リチャード ギレスピー  
23 マーク フルチャー  
DF 3 ベン シグムンド 後7分IN
13 コール ティンクラー  
17 ポール ボダノビッチ  
18 ルイス デル モンテ  
MF 2 ジェイソン ヘイン 後10分IN
8 ジョナサン スミス  
16 岩本輝雄 後10分IN
22 ブライアン リトル  
FW 9 ポール ウーロビッチ  
監督   アラン ジョーンズ  
 
ポジション No 選手名 交代
GK 1 エサム エル ハダリ  
DF 2 イスラム エル シャテル 後47分OUT
6 ワエル ゴマ  
7 シャディ モハメド (C)  
12 シャディド アハメド 後44分OUT
20 モハメド セディク  
MF 13 ホサム アシュール  
17 モハメド シャウキ  
FW 9 エマド モタブ 後38分OUT
22 モハメド アブートリカ  
23 フラビオ  
控え選手
GK 19 アミル アブデルハミド  
21 ナデル エル サイド  
DF 3 タレク サイド 後38分IIN
4 エマド エル ナハス  
5 アハメド エル サイド  
8 アハメド セディク 後47分IN
11 モハメド アブダラ  
15 アブデラ ガラル  
MF 10 ワエル リアド  
14 ハッサン モスタファ  
16 アクウェティ メンサ 後44分IN
FW 18 オサマ ホスニ  
監督   マヌエル ジョゼ  

戦評

アルアハリが昨年の雪辱を果たし準決勝へ、 岩本輝およそ2年ぶりのピッチも敗れる。

豊田スタジアムで行われた開幕戦はオークランドシティ対アルアハリ。
2年連続出場を果たしたアフリカ王者のアルアハリは昨年、55戦無敗で来日。
しかし2連敗で、最下位6位に終わった。その雪辱を果たすべく12月3日に一番乗りで来日。
万全のコンディション調整でこの初戦に臨んだ。

一方のオセアニア王者オークランドシティは、全員が職業を別に持つ世界最強のアマチュア軍団。助っ人として加入した元日本代表の岩本輝雄の出場に注目が集まったが、ベンチスタートとなった。

この大会最初のシュートとなったのはアルアハリのエース、アブトレイカ!前半3分、アンゴラ代表FWフラビオからのスルーパスを受けたアブトレイカがDFをかわし、シュートを放つもゴールならず。

その後も“アフリカのジダン”アブトレイカを中心に、中盤で細かいパスをつなぎ、押し気味に試合を進めるも、アルアハリは決定的なチャンスを作れない。対するオークランドシティは、ラグビー王国の持ち味でもある”フィジカル”を生かした激しいチェックからのカウンター狙い。

ともにゴールに結びつくチャンスらしいチャンスもなく、前半は0−0で折り返す。

しかし、後半に入るとアルアハリがペースを掴む。
後半6分、右サイドからのクロスをFWメタエブが落とし
最後はFWフラーーーーーービオーーーーー!先制はアルアハリ!!
今大会初ゴールは、フラビオ。

リードを許したオークランドシティは、後半11分に岩本輝雄を投入。右足じん帯損傷から、一時は現役を引退したテルが長いリハビリを経て、2年2か月ぶり日本のピッチへ。

しかし、オークランドシティはなかなか岩本までボールを回せないまま守勢一方。後半28分、直接FKを与えてしまう。これをアブトレイカが直接決め、アルアハリのリードは2点。

アマチュア軍団、そしてテルの世界での挑戦はこのまま終わってしまうのか・・・

なんとか一矢報いたいオークランドシティは後半44分。
ゴール中央で直接FKのチャンスをゲット。もちろん蹴るのは黄金の左足を持つ岩本テル!!

この強烈なシュートはGKの正面。ゴールは奪えず、試合終了。

アフリカ王者アルアハリは2年越しの大会初勝利で準決勝へ進出。
次は13日の準決勝。南米王者インテルナシオナルと対戦。
オークランドシティは、15日の5位決定戦へ回ることになった。
不完全燃焼とも言える試合だった岩本、日本人初ゴールに期待したい。

およそ2年ぶりの復帰 MF岩本輝雄(オークランドシティ)
Q.久しぶりのピッチは?
うーん・・・・。(かなりしぶい様子)
Q.でもFKのチャンスもありました。
入らなくて残念だったです。チャンスはあったけど・・・つなげないときつい。前半はしのいでいた様に見えたし、サイドも空いていたから、後半行けると思ったんだけどね。でも、やっぱりグラウンドはいいっすね!(笑)
もうちょっとやりたい。うちはフィジカルが強いので、パス回しをしっかり回して、自分ももっとボールに絡みたいですね。オセアニア代表として、去年と同じ5位は最低目標です。
ゴールを決めた FWアブトレイカ(アルアハリ)

去年の負けがあってこその今日の勝利だと思っている。
負けの経験で勝てたってことかな(笑顔)
この勝利はチームのみんな、そしてサポーターとも分かち合いたいし
アブデルワハブ(2006年8月 練習中に心不全で亡くなった)に捧げたい。
インテルナシオナルは南米の個人技が優れているチームだから、
組織で戦ううちとは全く対照的だけど、今度は、この勝利を経験に勝ちたいね!

ジョゼ監督(アルアハリ)

前半は非常に緊張していたと思う。
アマチュア相手というのは、むしろ我々にリスクがあって、昨年、不本意な結果に終わり、回りからのプレッシャーが影響したのでは。前半は、中央にボールが集まってしまった。3度のチャンスがあったが、やはり緊張で決められなかった。

だから、ハーフタイムには、敵はオークランドシティではなく、われわれ自身であること。
もっと自分らしさを前面に出すようにと指示した。

後半早々にゴールを決めたことで自信を取り戻せたのでボールを回す、ゲームをコントロール、うちらしいプレーが出て来た。

そして、オークランドシティをたたえたい。ダイレクトパスによるカウンター、フィジカルの強さと持ち味を発揮し、彼らはできる限りのことをすべてやったと思う。

Q.次のインテルナシオナル戦に向けての課題は?
ブラジルサッカーとエジプトサッカーとの差は大きいと思う。
インテルナシオナルの方が優位だと思うし、それだけに私の選手たちにはプレッシャーを感じずに、もっと自由な気持ちで、自信を持ってプレーしてほしい。
われわれには失うものはなく、組織力も個人の能力もあるのだからね。
今や、プレッシャーは相手にある。みなさんを驚かせる結果を見せたいですね。
ジョーンズ監督(オークランドシティFC)

非常に強いチームと戦ったわけだが、よかったと思っている。
前半を守って、後半に攻めていこうと思っていたので、
2回の選手交代で、攻めに転じようと思っていたが、プラン通りには
行かなかった。攻撃しようとしたが、ちょっと思い通りにはいかなかった。先制点を許したのが全て。

Q.アマチュアチームとして、世界に通用した部分、そして今後の課題は?
まず、テクニックに大きな差があったのでは。正直、アルアハリの技術の高さには驚いた。 戦力的には追いつける部分もあったと思うが、この試合では技術の差は埋められなかった。
Q.岩本のプレーをどう評価するか?
先発での起用も考えていたが、けがによるブランクも長いことを考慮した。
前半が早い展開になり、(もし出ていたら)フィジカル的にも負担が大きかったと思う。しかし、私の判断は間違いだったかもしれない。非常に質の高い選手だが、少しスロースターターでは。でも彼の潜在能力と考え方は素晴らしいと考えている。

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