午前8時、東洋大・今西がスタート。1分14秒後に東海大・中島が、5分30秒後に総合5連覇を狙う青山学院・小野田が先頭を追ってスタートした。その後も続々と芦ノ湖を出発し、今西がスタートしてから10分後、全チームが復路のスタートを切った。

スタート地点の気温はマイナス2度、天気は晴れ、風もなく走りやすい天候となっている。今西は5キロ地点を16分14秒で通過。区間記録を上回るペースで快走をみせ、中島との差はスタート時より14秒開く。今西は快走を続けるが、下りで切り替えてスピードを上げた中島が小涌園前では差を1分21秒とし少しずつ詰めはじめている。前大会6区区間賞の小野田は、前を走る法政大・坪井との差を6秒詰めている。

12キロ地点、逃げる東洋大・今西が区間記録より5秒速いタイムで通過。13.4キロ地点、大平台のヘアピンカーブも今西は区間記録を上回るペースをキープ。2位の東海大・中島との差は1分19秒。中島は序盤で開いた差を少しずつ詰める。6位の青山学院・小野田も快走を続けるが、今西との差は5分34秒でスタート時とほとんど変わっていない。塔ノ沢温泉郷に入り下りの傾斜が緩くなると、今西と中島の差は1分3秒とさらに縮まる。駒澤大・中村、國學院大・江島をかわし3位浮上。後半に入り小野田がギアを上げ、区間新ペースで走る。

小田原中継所では今西がトップで主将の小笹にたすきリレー。2位の中島はスタートから差を6秒縮め、1分8秒差でたすきをつなぐ。続いて3位で駒澤大、4位で國學院大が通過し、小野田は区間新となる57分57秒をたたき出し5位に順位を上げた。