花の2区の裏返しとなる復路の最長区間でエース級が配される9区。

先頭を走る東海大・湊谷は1キロを2分44秒で通過。追う東洋大・中村は2分41秒で入る。湊谷は5キロを14分35秒と軽快な走りをみせ、7キロ過ぎの権太坂では2位の中村との差を1分13秒とし9区スタート時からさらに22秒広げる。3位の青山学院・吉田はトップ東海大と4分10秒差、2位東洋大とは2分57秒差で通過。シード権争いを繰り広げる10位・拓殖大と11位・明治大との差は55秒。名門・早稲田大はこの時点で12位とシード圏外。

湊谷は10キロ地点を29分40秒で通過。強い日差しが照り付ける中、給水をしっかり受け取り快走を続ける。横浜駅前を湊谷が通過。中村は遅れ、東海大との差は2分12秒となる。青山学院はトップとの差をわずかに縮め、3分59秒遅れての通過となる。4位は駒澤大、5位・法政大。國學院大は過去最高順位となる6位をキープしている。

先頭の東海大・湊谷が快走を続ける一方、2位の東洋大・中村は口を開きながらの苦しい走り。20キロ過ぎでは、3位の青山学院・吉田が2位の東洋大に46秒差まで迫る。

鶴見中継所を湊谷がトップでたすきリレー。アンカーの郡司は右手でガッツポーズを見せ、初の総合優勝へ勢いよくスタートを切った。2位の東洋大はトップから3分35秒と大きく遅れ、そのわずか8秒遅れで青山学院がたすきをつなぐ。熾烈なシード権争いを繰り広げる10位・拓殖大と11位・明治大との差はわずか29秒と、最終10区までもつれる様相を呈している。国士舘大、山梨学院、城西大、上武大が惜しくも繰り上げスタートとなった。