午前8時、1区のランナー21人が一斉にスタート。天気は晴れ、気温は7度。選手にとっては走りやすい気候となっている。注目を浴びるスタート区間、スピードと駆け引きが勝負となり、様々な予想や思惑が飛び交う中、集団を抜け出す駆け引きが重要。
最初の1キロは2分45秒。これは昨年より早いペース。依然早いペースで3キロ地点まで集団のままレースは進み、国士舘大・荻原が遅れを取り始め20人の集団で5キロ地点を14分23秒で通過。昨年よりも50秒以上速いペース。
コース唯一の上り坂の新八ツ山橋で東海大・鬼塚がペースを上げ抜け出すが、すぐに集団に吸収される。10キロ地点を28分48秒で通過。鬼塚と早稲田大・中谷が並走する形でレースを牽引。11キロ地点で3年連続区間賞を狙う東洋大・西山が遅れを取りはじめる。先頭集団は9人の集団で14キロ地点を通過した。
この先に待つ六郷橋が最大の鍵となり、ここで仕掛ける選手が続出する。去年よりも1分以上速いペースで進んでいる今大会。16キロ付近で、終盤に備えているかにみえた駒澤大・中村が先頭集団から10メートル程遅れ始めた。
間もなく六郷橋の上り坂にかかろうというところ。
明治大・小袖が遅れはじめ、創価大・米満が前に出る。18キロ過ぎに早稲田大・中谷が先頭集団から離れ始めるも、必死に食らいつき先頭集団に復帰。六郷橋の下り坂で國學院大・藤木が先頭に立つ。15メートルほど遅れて帝京大・小野寺が追う。
中谷が20キロ手前で先頭集団から遅れ始めていた青山学院・吉田を抜いた。先頭は依然として國學院大。2位集団に東海大、創価大、日体大、中央学院、帝京大が集まる。
20キロを過ぎた地点で創価大が仕掛け、2位集団が縦に伸びる形となった。
トップの國學院大と追いかける創価大の差は5秒ほど。21キロ手前で米満が藤木の後ろにぴったりとついた。ついにゴールから300メートル手前で創価大が先頭に立つ。
トップで襷をつないだのは創価大。2位に國學院大、その後に日体大と続いた。