1キロ地点、2位でスタートした東洋大・吉川が国士館大・多喜端をかわしてトップを奪い返す。吉川は3キロを8分22秒で通過する快走をみせ、単独トップをひた走る。

遊行寺坂をトップの東洋大から遅れること28秒で東海大と國學院大が通過。青山学院・森田はスタート時から先頭との差を10秒ほどつめ、56秒遅れの7位で通過。さらに森田の快走は続き、11.4キロ地点で2位集団の東海大、國學院大をとらえ2位に浮上。2位集団を形成し、トップを走る吉川を追う。

森田は14.5キロ地点で2位集団からも抜け出し、スタート時およそ1分あったトップの吉川との差を21秒まで縮める猛追をみせている。

17.6キロ地点、トップの東洋大・吉川と2位の青山学院・森田の差は6秒ほどと、さらに縮まる。その後も快走を続ける森田は、19.6キロ地点でついに吉川をとらえる。すぐに抜き去ることはなく吉川の背後をピタリとマークする森田は、ついに20.5キロ地点でトップに躍り出て、じりじりと差を広げ始める。そのまま2位との差を広げ続けた森田は、区間新記録となる1時間1分26秒をたたき出し、トップでたすきリレー。

2位の吉川は8秒差で3年生エースの相澤へたすきを繋いだ。後続は、先頭から55秒差の3位に駒澤大、4位に東海大、5位に國學院大がつけている。6位で通過した帝京大・遠藤は8人抜きを達成し、順位を大きく押し上げた。