細かいアップダウンが続くため、選手にとってペース配分が難しい区間と言われる4区。

1位に8秒差をつけられてスタートした東洋大・相澤であったが、懸命な走りをみせ、1.8キロ地点で先頭の青山学院・岩見に追いつく。相澤はそのまま岩見を抜き去りトップに浮上。5キロ地点では岩見との差は30秒近くまで広がった。一方、12位でたすきを受け取った明治大・三輪は意地の猛追をみせ、10位に躍り出る。

9.1キロ地点の二宮では、東洋大が2位の青山学院に1分以上の差をつけ先頭を快走。3位には東海大と駒澤大が並走し、5位に國學院大、6位に帝京大と続く。
二宮を過ぎた10キロ地点でも東洋大・相澤の快走は続き、青山学院・岩見との差は1分10秒ほどまで広がる。トップの相澤はその後も順調に先頭を走り続け、17キロ地点を48分58秒で通過し、区間記録を大幅に上回るペースを刻む。一方、2位の岩見は苦しそうな表情をみせながら必死にくらいつくが、18.2キロ地点でついに3位の東海大・館澤に追い抜かれる。ここへきて東海大が2位に躍り出た。

先頭を独走する相澤はそのまま快走を続け、区間新記録となる1時間0分54秒でたすきリレー。東海大が2分43秒差の2位、青山学院が3分30秒差の3位でたすきを繋いだ。21位の山梨学院・宮地はなんとか時間内に小田原中継所にたどり着き、繰り上げスタートを数秒で逃れるも、学生連合はたすきがつながらず繰り上げスタートとなった。