花の2区の裏返しとなる復路の最長区間でエース級が配される9区。

先頭を走る東海大・湊谷は1キロを2分

いよいよ全長217.1キロを締めくくる最終区間に突入。気温が上昇する中、仲間たちが待つ大手町へ向かってひた走る。

トップを走る東海大のアンカー・郡司は悲願の総合初優勝へむけ快走を続ける。2.2キロ地点では4連覇中の王者・青山学院の鈴木が意地をみせ、東洋大・大澤をかわし2位に浮上した。鈴木は区間記録を更新するペースを保つが、13.3キロ付近でコースに時おり強い風が吹きつけ体をかがめながら走る。この時点で1位の郡司との差は3分4秒となった。

一方、注目のシード権争い。10位の拓殖大・松岡は、11位で並走する早稲田大・小澤と中央学院・石綿に52秒差をつけて新八ツ山橋を通過した。

大手町のフィニッシュ地点では、東海大のメンバーが総合初優勝の瞬間を今か今かと心待ちにしている。強風が吹きつける中、東海大・郡司はガッツポーズでゴールテープを切った。東海大は初の総合優勝。10時間52分09秒をマークし、大会新記録を樹立した。

惜しくも5連覇を逃した青山学院は3分41秒差の2位でフィニッシュ。5分54秒差の3位でゴールした東洋大は11年連続3位以内という記録を達成し、安定感をみせつけた。4位以降は、駒澤大、帝京大、法政大、國學院大、順天堂大、拓殖大、中央学院と続き、ここまでがシード圏内。同タイムでゴールした中央大と早稲田大は、10位に1分16秒の差をつけられ惜しくもシード権を逃した。全チームがフィニッシュ。最終10区の区間賞は帝京大・星。東海大が初の総合優勝を果たし、第95回箱根駅伝は幕を閉じた。

【総合順位】
1位 東海大
2位 青山学院
3位 東洋大
4位 駒澤大
5位 帝京大
6位 法政大
7位 國學院大
8位 順天堂大
9位 拓殖大
10位 中央学院
11位 中央大
12位 早稲田大
13位 日本体育大
14位 日本大
15位 東京国際大
16位 神奈川大
17位 明治大
18位 国士館大
19位 大東文化大
20位 城西大
21位 山梨学院
22位 上武大
※学生連合はオープン参加

44秒で通過。追う東洋大・中村は2分41秒で入る。湊谷は5キロを14分35秒と軽快な走りをみせ、7キロ過ぎの権太坂では2位の中村との差を1分13秒とし9区スタート時からさらに22秒広げる。3位の青山学院・吉田はトップ東海大と4分10秒差、2位東洋大とは2分57秒差で通過。シード権争いを繰り広げる10位・拓殖大と11位・明治大との差は55秒。名門・早稲田大はこの時点で12位とシード圏外。

湊谷は10キロ地点を29分40秒で通過。強い日差しが照り付ける中、給水をしっかり受け取り快走を続ける。横浜駅前を湊谷が通過。中村は遅れ、東海大との差は2分12秒となる。青山学院はトップとの差をわずかに縮め、3分59秒遅れての通過となる。4位は駒澤大、5位・法政大。國學院大は過去最高順位となる6位をキープしている。

先頭の東海大・湊谷が快走を続ける一方、2位の東洋大・中村は口を開きながらの苦しい走り。20キロ過ぎでは、3位の青山学院・吉田が2位の東洋大に46秒差まで迫る。

鶴見中継所を湊谷がトップでたすきリレー。アンカーの郡司は右手でガッツポーズを見せ、初の総合優勝へ勢いよくスタートを切った。2位の東洋大はトップから3分35秒と大きく遅れ、そのわずか8秒遅れで青山学院がたすきをつなぐ。熾烈なシード権争いを繰り広げる10位・拓殖大と11位・明治大との差はわずか29秒と、最終10区までもつれる様相を呈している。国士舘大、山梨学院、城西大、上武大が惜しくも繰り上げスタートとなった。