日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員 小杉善信、以下、日本テレビ)が制作した「NNNドキュメント‘19 なかったことに、したかった。未成年の性被害①」「NNNドキュメント‘19 なかったことに、できない。性被害②回復への道は」が、第46回放送文化基金賞の「番組部門・テレビドキュメンタリー番組」で最優秀賞を受賞しました。
 放送文化基金賞は、過去1年間の放送の中から選ばれた、優れたテレビ、ラジオ番組や個人・グループを対象に「視聴者に感銘を与え、放送文化の発展と向上に寄与した優れた放送番組」「放送文化、放送技術の分野での顕著な業績」に与えられる賞です。

 前編にあたる「なかったことに、したかった。性被害①」は、被害者の4割は未成年。そして被害者の8割は、顔見知りから被害を受けているとされている性被害について被害者の人格だけでなく、未来をも破壊してしまう実態を描きました。後編にあたる「なかったことに、できない。性被害②」は性被害から回復への道について取材しました。「なかったことにしたかった。」にしてはならない「なかったことにできない」のです。

 最優秀賞受賞の選考理由では、「番組では、「抵抗できない」立場にある者に加えられた性被害と、その実態。さらに、被害者の生涯負う傷を描いている。被害を告げることさえできなかった被害者の苦しみと、救うことのできなかった法律の不備を問う、これまでになかった切り口の番組である。」と高く評価されました。

 NNNドキュメントは、1970年に番組がスタートし、今年50周年を迎えました。この度の受賞を励みに今後も引き続き時代を記録し続けて行きたいと思います。
 なお、今回受賞した2つの作品は、Huluで配信中です。Huluの検索ボックスにて「NNNドキュメント」で検索して是非ご覧下さい。

以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部