明けまして、おめでとうございます。

 日本テレビ放送網は2022年の年間個人視聴率で、全日、ゴールデン、プライムの各時間帯でトップを獲得し、民放局の中で12年連続、三冠王を達成することができました。視聴者の皆さまに心より感謝申し上げます。そして今年、日本テレビは開局70年を迎えます。開局記念の企画募集には、日テレの全グループ会社から1700件近い提案があり、実現プランを鋭意絞り込んでいます。

 昨年を振り返ると、拡大と収縮を繰り返して長引くコロナ禍に加えて、ウクライナ戦争や円安によるインフレは、放送事業にも大きな影響をもたらしました。この間、デジタル化による生活者のライフスタイルの変化も加速しました。

 こうした環境の変化に対し、昨年5月に中期経営計画2022-2024を公表して、「感動×信頼のNo.1企業へ」のスローガンのもと将来に向けた取り組みを着実に進めています。

大きな柱は三つ。
①【コンテンツ制作・展開力の強化】
 地上波最強のコンテンツやオリジナルコンテンツをTVerやHulu等のネット、あるいはコンサート等リアルイベントと連携して、収益の最大化を追求します。その司令塔として「コンテンツ戦略本部」を創設しました。
 昨秋スタジオジブリのアニメ作品を英国ロンドンで舞台化し大好評を得た「となりのトトロ」の事例の様に、コンテンツを様々な形で海外発信する試みに一層注力します。
 一方、フェイクニュースが蔓延するネット空間に対し、報道局は、緻密な取材を通じた客観的で信頼される情報を、ネットにも配信する様々な施策を日々強化しています。

②【DXと効率化】
 IT先端技術を導入して、業務の効率化を多角的に進めています。これに伴って、作り方改革や働き方改革も進展しています。

③【グループの成長】
 昨年は、特殊造形に秀でたムラヤマの買収、メタバースへの取組みとしてVTuber(CG版ユーチューバー)事業の会社設立、教育事業の拡大に繋がるアチーブメント社、あるいはウェルネス経済圏構築に向けて、国内のマラソン開催と計測において圧倒的シェアを誇るアールビーズ社への出資を実施しました。他方、サスティナビリティポリシーに沿って、電子絵本や農業法人への投資も行いました。
 戦略的投資は、引続きグループの拡大・成長と社会貢献の2軸で進めて行く考えです。

 日本テレビグループは、視聴者や生活者の皆さん、企業の方々から一層支持される企業群を目指し、開局70年を迎える今年、高い志をもって「超える。超え続ける。」挑戦を推し進めます。ご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

日本テレビ放送網 代表取締役 社長執行役員
石澤 顕