プレスリリース

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2013年12月11日

放送・通信連携によるスマートテレビの実証実験の実施
ハイブリッドキャスト2014 Hybridcast

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 日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:大久保好男、以下 日本テレビ)は、株式会社テレビ朝日、株式会社TBSテレビ、株式会社テレビ東京、株式会社フジテレビジョン、一般社団法人マルチスクリーン放送協議会、北海道テレビ放送株式会社、株式会社三菱総合研究所と合同で、平成25年度総務省「放送・通信連携によるスマートテレビのアーキテクチャ確立に向けた実証実験の請負」の一環として、ハイブリッドキャスト技術仕様(*1)によるスマートテレビの実証実験を実施いたします。

 総務省では、放送サービスの高度化に関する施策の一つとして、放送番組とウェブが連動し、多様なコンテンツやアプリケーションがテレビやモバイル端末上で動作するスマートテレビを推進されております。また、公共の電波を利用した放送を受信するテレビ端末という役割においては、視聴者視点に立って安心・安全な仕組みが損なわれることのないようサービスを提供することが求められております。

 そこで、本実証実験では、ハイブリッドキャスト技術を活用したユーザ視点に立った使いやすいインタフェースや、安心・安全な新しいサービスの普及促進を目指し、参加各局が実際の番組を利用した検証を行います。

(*1) ハイブリッドキャストは、放送と通信を連携させた新しいテレビサービスまたは、その技術仕様を指します。対応テレビ受信機により、FacebookやTwitterでみんなと一緒に番組を楽しんだり、スマホとタブレットとの連携により好みのカメラ映像を選択したり、クイズや人気投票にお茶の間から参加できるようになります。



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 日本テレビでは、FacebookやTwitterでみんなと一緒に番組を楽しんだり、スマートフォンやタブレットを連携させて番組に参加できるソーシャルエンターテインメントシステム「JoinTV」を開発してきました。これまで、さまざまな番組で、テレビとインターネットを連携させた、新しいソーシャル視聴体験を提供してきました。

 今回、「JoinTV 」システムを、データ放送やスマートフォンだけではなく、ハイブリッドキャストにも対応させ、HTML5を活用したよりリッチな表現を始めとする新しい視聴体験を提供します。

 また、日本テレビでは、ハイブリッドキャストや双方向番組を普及させていくためには、手軽に番組で活用できる汎用的なシステムの構築が大切だと考えています。このため、汎用化した投票機能「Join投票」や、コミュニケーション機能「JoinTalk」を開発。これらの機能を活用して、複数の番組でハイブリッドキャストにも対応した放送を実施します。

※Join投票
視聴者からの投票をリアルタイムで集計し、アンケートやクイズに活用できるシステムです。TwitterやFacebookとも連携し、ネット上の友達がどの選択肢に投票したかも分かるようになっています。

※JoinTalk
 視聴者が自らスマートフォンでアンケートを作成し、友達のテレビ上にメッセージとともに表示することができる機能です。番組に対する感想を友達同士で共有できるほか、テレビのリモコンで簡単に回答ができるため、遠隔地にお住まいの高齢のご家族とのコミュニケーションにも活用できます。

現在予定されているのは以下の番組です。

◆ 1月25日(土)16時10分~16時50分 『JoinTV Shopping(仮)』 ※関東ローカル

◆ 2月15日(土)5時30分~8時00分 『ズームイン!!サタデー』 ※全国ネット

◆ 2月下旬。番組非連動の「JoinTalk」機能実施。 ※関東ローカル

 いずれも、ハイブリッドキャストだけではなく、通常の地上デジタル放送対応テレビ受信機におけるデータ放送や、スマートフォンにも対応しており、幅広い視聴者のみなさんに双方向の番組体験をしていただけるようになっています。

詳細につきましては、以下のホームページで随時発表して参ります。
https://hybrid.jointv.jp

以上
日本テレビ放送網株式会社 総務局 総合広報部