1. HOME
  2. 番組向上への取り組み
  3. 放送番組審議会

番組向上への取り組み

放送番組審議会

2018年5月番組審議会概要

第518回日本テレビ放送番組審議会は、今年から始まった「まなびウィーク」キャンペーンの中で、唯一のゴールデン・プライム帯で放送された『世界でたったひとつのプレミアムテスト』を取り上げました。

“楽しく学ぶ”をテーマに、各界の第一線で活躍する人たちに、ためになる人生経験や役立つ知識を盛り込んだ「プレミアムテスト」を作ってもらい、そのジャンルに興味や関心を持ってもらおうと企画した番組です。
(全員出席)

A委員:
いろんな人が問題を出しているが、一人一人の長さも出す内容も違い、バラバラで取りとめがなく、とっ散らかっていると思った。
B委員:
6人の解答者がいたが、サンプルが6だと見ればすぐ分かるので、数字の説得力に欠ける。視聴者がdボタンで解答を寄せる作りであれば、解答の構成を見せれば、データ的な説得力があって面白かったのではないかと思った。
C委員:
チームラボは驚き以外の何物でもなく、日々変わるデジタルアートの最前線は凄く、出題を忘れてしまうくらい興味をひかれた。
D委員:
ゴールデンウィークなので家族が一緒に番組を見て、会話が進んだりするのはいいと思った。瀬戸内寂聴さんや所さんの生きるアドバイスが載っていたのも良かったと思う。
E委員:
見終わった後に「何か足りない」と感じたところが問題で、「たくさん食べたが、食べた気がしない」と思った。「次はなんだろう?」と思うのが、せわしない感じで、やはりバラエティーだと感じた。
F委員:
タイトルとそぐわなかった。もう少し知的に振っている感じというか、「なるほど」ということがなかったのは残念だと思った。一つ一つは面白いし、ゴージャスだが、全体でみると散漫な印象を持った。
G委員:
所さんのコメントは素晴らしいが、今の若い人は違う意味でとらえてしまうのではないかと思った。説教臭くならないように楽しくフォローすれば、深みが出るのではないかと思った。
H委員:
自分の世代ではちょっと物足りない感じはしたが、スマホに慣れている若い人はこういう番組の作りのほうが感覚的に合うのではないかと思った。
I委員:
番組はスピードがあったが散漫なところもあり、内容は豊富で大変面白く見ていた。出演者によっては出題数が少ない人がいたので、せっかくなら、2~3問出してもらいたいと思った。
J委員:
非常に勉強になった部分もある反面、どうでもいいという部分も随分あり、ちょっと釈然としない気がした。「まなび」を期待して番組を見た人が違った印象を受けるかもしれないので、今後は注意してもらいたいという感じがした。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

「ゴールデンウィーク中の番組ということで、知識一辺倒の堅苦しい番組にならないように心がけたが、“全体の印象が薄い”とか、“散漫”というご指摘を受けて、今後はしっかりとした軸があり、深みもある内容を目指していきたい。」