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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2018年9月番組審議会概要

第521回日本テレビ放送番組審議会は、誰もが巻き込まれる可能性のある交通犯罪に重点を置き、日々現場に立つ全国の警察官に密着した『緊急出動!凶悪逃走車を追え 警察特捜2018』を取り上げました。
(欠席1名、リポート3名)

A委員:
カメラが一緒にいると警察官は張り切ってしまう。今回見ていて、凶悪犯罪はともかく「微妙だ」と思うケースがいくつかあったので、番組として使うか、使わないかの判断は気を付けてもらいたいと思った。
B委員:
男性に向けて作っている警察エンターテインメント番組なのではないかと思った。警察はエンタメの人たちではないし、二面性を持つ組織でもあるので、そういうものをどうするかと疑問に思った。
C委員:
女性白バイ隊員に“美人”という言葉が付いている。男女を問わず、真剣に業務に取り組んでいる人の容姿に言及しないほうがいい時代ではないかと思う。また、ファン層が固定しすぎている気がして、女性や、犯罪にはかかわりがないと思っている人も食指が動くようなつくりが少しあるといいと思った。
D委員:
撮影する際、警察の邪魔になっていないのかと思うところが、いくつかあった。どういう風にカメラが邪魔にならないように気を使っているのかを知りたいと思った。
E委員:
年々新しい刑事事件や犯罪が起きていて、しかも複雑になってきている。警戒するためにはどうしたらいいのか、どう注意していくかなどを分かりやすく注意喚起する番組作りをして欲しいと思う。
F委員:
犯罪を追いかける場合、警察と加害者と被害者という三者で成り立っていると思うが、この番組には被害者側がほとんど出てきていない。そのため、テレビドラマを見ているような安易な受け取り方で終わってしまう。被害者側の苦しみや悲しみなどが入っていれば、受け取り方もちょっと違ったものになったのではないかと思った。
G委員:
被害者などの顔へのぼかしの入れ方が、目立つように赤丸にされているが、本来はあくまでも実働報道であり、ぼかしは例外なので、白丸でいいと思った。
H委員:
人がなぜ罪を犯してしまうのか、取り締まる人たちの辛さとは何なのか、そのぎりぎりのところみたいなものを、もう少し見てみたかった気がする。
I委員:
警察の全面協力のもとに作られているので仕方がないかもしれないが、警察や警察官のいいところのみを見せているので少々不安を感じる。誤認逮捕や不必要な威嚇など、問題があるのも事実なのに、そういう場面は想像もさせないように作られているのは、エンターテインメントとしては優秀だが、ドキュメンタリーとしてはどうなのかと思った。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

「全体を通して、捜査官・加害者・被害者の人権をどう描き、どう感じていただくかにエネルギーを割いて番組を作っています。被害者の声が見えてこないなど、皆様のご意見を参考に、今後の番組作りに活かしていきたいと思います」