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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2019年4月番組審議会概要

第527回日本テレビ放送番組審議会は、2018年10月~2019年3月までの番組種別時間の報告と、4月7日と14日に放送された『上田晋也の日本メダル話』を取り上げました。
深夜番組からスタートし、去年4月から日曜の夕方に移動した、東京五輪に向けた番組。「日本を変える、スポーツの持つ力」をテーマにメダルが期待されるアスリートを幅広く紹介するだけでなく、将来のスポーツ界を担う若い才能の発掘にも力を入れています。 (全員出席)

  • 1回25分とコンパクトで軽く楽しめる番組。アスリートとしての顔だけでなく、素顔の部分も紹介されていて、より選手に親しみが持てる作りとなっている。視聴者や作り手が期待する素顔像ではなく、自然に出ていたと思った。
  • 五輪を前に色々な局でスポーツものの番組が増えている気がするが、選手たちがマスコミ対応で疲れてしまわないか心配。選手たちの力を上手に引き出すような番組を作ってもらえたらと思った。
  • なかなか取り上げられない混合ダブルスを見て、「学生時代からずっとペアを組んでいる男女というのはどんな感じなんだろう?」と非常に面白かった。スポーツと恋愛の混じった感じはドラマっぽいと思った。
  • 上田さんの“軽み”が凄いと思った。おしゃべりの運動神経…頭、舌、語彙や間が凄い。運動神経が凄いアスリートの人たちとの不思議なミックス感が、他のスポーツ番組にはないと思った。
  • 1年前に深夜から日曜の夕方に枠移動したのは、来年の東京五輪をにらんで正解。今のうちから情報や映像を撮りためるほか、選手が小さいころからの映像があるのは、とても大切だと思った。
  • “助けて!ラガーマン”のコーナーの趣旨が良く分からなかった。また、上田さんの司会は全部オチが“笑い”で、専門家的な鋭い競技志向が高い人の目で見ると「うんっ?」と思うところがあるかもしれないが、そうじゃない人はファンを増やしていると思う。
  • 初めて見る人にとっては、「“ゾーン”とは一体何なのだろうか」というのが、ちょっと分かりにくいのではないかと思う。感覚的には分かるが、映像だと分からず、もうちょっと掘り下げて欲しいと思った。
  • 上田さんの番組を展開する能力も、ゲストとのやり取りもうまいし、映像もナレーターも良かったので、25分という時間の中で非常にいい番組設定をしていると思った。
  • 潮田玲子さんは、実際に活躍した人でなくては出来ないコメントもあって、素晴らしい人選だと思った。スポーツを見ていると、ある時、突然神がかったのではないかと思えるほど、選手のすることなすことがハマることがあって、あれはどういうことかと不思議に思っていたが、少しだけ腑に落ちた。
  • 25分弱の番組に2つのテーマというのは、とても見やすくて大変よく出来た作りだと思う。この番組を見る前と見た後では選手を見る目が違うし、スポーツ選手としての紹介ではなく、キャラクターの部分もよく紹介できていたと思う。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

「アスリートに対してリスペクトの気持ちを忘れず、選手の都合の良いタイミングで取材を受けて貰っている。競技を全く知らない人にも興味を持って貰うことをテーマにしているが、詳しい人とのバランスも見ながらしっかりと作っていきたい。」