キャストコメント

北風

櫻川風香波瑠百戦百勝の冷徹弁護士。
ゴールドウィング法律事務所 所属。

北風のように冷徹で「鉄仮面」と呼ばれる敏腕弁護士、櫻川風香を演じます。 風香は、法廷で「妻を愛している、別れたくない」と主張する原告に「愛?くだらない」と言い切ってしまうような弁護士。絶対勝つ、という仕事への強い責任感と、恋愛に対して不器用で、つい愛情をも分析してしまう風香のキャラクターがよく出ているセリフだなと思います。
弁護士役は初めてですが、私自身は弁護士には向いてないと思います。弁護士って、証言ひとつひとつを疑って、検証する目線が必要だと思いますが、私は新しく聞く話を「あ、そうなんだ!」って、素直に聞いてしまったりするところがあるので(笑)。
冷徹、負けナシ弁護士の風香ではありますが、裁判で判決という結果は出ても、人生や幸せって、誰かに決められるものではないという事もちゃんと教えてくれるんです。見終わった後、すごく前向きな気持ちになる作品ですので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです!

太陽

麹谷陽太岡田将生円満解決の天才弁護士。
手塚法律事務所へ移籍する。

波瑠さん演じる風香とは真逆で、円満解決を目指す明るく太陽みたいな弁護士・麹谷陽太を演じさせていただきます。離婚裁判では自分のクライアントだけではなく、夫婦二人ともが幸せになる方法を常に探している、かなり変わった弁護士です。
陽太は、天真爛漫といいますか、人助けもするし、損得を考えない人。そこが本当に素敵で、僕もこういう生き方ができたらいいなと思います。
今回のように弁護士役を演じていると、僕自身は、弁護士にはなれないなと思います。自分に精一杯で、人助けなんてめっそうもない。(笑)。
この作品では、裁判は人の"表と裏の顔"がものすごく見えてくるものなんだな、と実感する部分も多いのですが、こじれてしまった夫婦の表と裏の顔を見ながら、陽太が彼らの本音をどう引き出していくのか、楽しんで見ていただけたらと思います!

風香のクライアント(別れたい夫)

原正治山本裕典医学部8浪中。
大病院の跡取り息子。

今回、医大8浪中で奥さんと子供がいる正治という役を演じるにあたり、僕としては初めての父親役なので、子供との接し方は意識してお芝居をしました。正治は優しくて、あったかくて、例えるならたんぽぽのような人柄。そんな正治がなぜ、裁判までして離婚したいと申し出たのか、というところが見どころです。

陽太のクライアント(別れたくない妻)

原響子川島海荷正治の妻。元ヤン。
家計を支える働き者。

今回のドラマでは、私のイメージにはないような役をやらせていただいています。自分も最初に聞いたときはビックリしてしまって、元ヤンにお母さん!?大丈夫かなぁ…なんて思っていました。 でも、覚悟を決め、とことんやってやろうと思い挑みました。まだまだ未熟なところもあり、監督やみなさんのアドバイスをいただきながら、一生懸命で真っ直ぐな響子を演じています。ぜひ見て頂きたいです。

五十畑光一郎大谷亮平風香の上司。
ゴールドウィング法律事務所の
パートナー弁護士。

五十畑という少しナルシストで弾けた性格ですが、実はデキる男という魅力溢れる役を演じさせて頂いた事は、とても貴重な経験でした。
撮影はあっという間でしたが、素敵な共演者の皆さんと素敵な作品に携われて幸せでした。

大村真由子内田理央風香のパラリーガル。
玉の輿を狙う肉食女子。

波瑠さん演じる風香さんが男嫌いでクールな役柄なので、真由子は逆に女子力高めの女の子というのを意識して演じました。このドラマはもちろん裁判の行方がみどころなのですが、私は真逆な性格の風香さんと陽太さんのやり取りにすごくキュンキュンするので、2人の恋模様にも是非注目して欲しいです!

柴山直道八嶋智人脱サラ司法浪人生。
傍聴マニアだったが陽太の助手に。

波瑠さん演じる正義を貫く賢い弁護士と、岡田くん演じる陽太の人を包み込むような柔らかさを持つ弁護士、どちらに弁護をお願いしたら幸せになれるのかなということをお伝えするのがこの番組の醍醐味だと思っています。ひょんなことから陽太とバディを組むことになる僕演じる柴山が、二人の対極な弁護士を見て、新しいチャレンジに一歩踏み出すというところを表現できたらいいなと思っています。

櫻川笙子キムラ緑子風香の母。傍聴マニア。

風香と陽太の法廷でのバトルはかっこいい!長いセリフもよどみなく言えていてすごいなぁと。ストーリーもとても面白く、それぞれ考えさせる部分が多い人間ドラマになっています。最初に監督から「ラテン系のお母さんになってください」と言われ、こんなお母さんいるのかなと思いながらも、初日から思い切ってはしゃいでみました。娘の風香とは正反対の、反面教師となるような、明るいお母さんを楽しく演じました!

手塚六郎市村正親手塚法律事務所・所長。

有名なイソップ物語の「北風と太陽」でもあるように、色んな攻め方はあると思うけれども、力を合わせて事件を解決していくというところが面白いです。六郎は風香と陽太を見守りながらも、アドバイスを出していく役どころなのかなと。若い2人がやりあっているところを見ながら、自分の若い頃を思い出して、割と地で演じています。