|
|
|
|
|
埼玉県朝霞市。 まだ自然の面影が残るこの町に、彼の家はあります。 同世代の若者たちを、飾らない詞と透き通る歌声で魅了したロックシンガー・尾崎豊。 |
|
|
|
子供の殻を破り、大人への扉を叩く多感な少年時代を、 彼はこの家で過ごしました。 |
|
|
| 「小さな小さな家で生まれ、大きな愛の温もりのなかで育った」 |
|
|
|
共働きの両親と兄との四人暮らし。 肩を寄せあい、夕食のテーブルを囲む家族は、優しく暖かな、偽りのない「愛」そのものでした。 |
|
|
|
|
|
|
| けれども、この家を一歩出れば、世の中には嘘やたてまえや、偽善がはびこり、矛盾と憤りを感じていた少年・尾崎豊。 |
|
|
| 黒く塗り潰された机は、透明な心を持つ少年の、反抗のしるしだったのかもしれません。 |
|
|
|
玄関先の、バイクを入れやすいように段差を埋めたコンクリート。 彼はそこに、大好きなビリー・ジョエルの歌を刻みました。 |
|
|
|
「HONESTY」 誠実であること。 尾崎豊、15才のときのメッセージです。 |
|
![]() MUSIC:『僕が僕であるために』尾崎 豊 次回(2月27日)の『心に残る家』は ヴェルディ 『最愛の妻と暮らした家』 をお送りします。お楽しみに。 |