トーマス・グラバー  日本に魅せられた「グラバー邸」

(2006/4/12放送)


長崎の高台に佇むグラバー園。
ここに、幕末の商人
トーマス・グラバーが暮らした家があります。


   
 
グラバーは一旗揚げようと、24歳の時
動乱の日本にやってきて、「グラバー商会」を設立。
武器などの商いを始めました。


 
そんなグラバーの運命を大きく変えたもの。
それは、幕末の若き志士たちとの出会いと友情。


   
この国の未来を想う若者たちの輝く瞳に
同じ世代のグラバーは圧倒されます。
やがて彼は商売を超えて
志士たちの支援者となる道を歩き始めます。


 
坂本龍馬、伊藤博文、岩崎弥太郎・・・


 
グラバーは幕府に追われるものたちを
この家に匿い助けたのです。


トーマス・グラバーは、
73年の生涯を日本で閉じました。
時代の夜明けを見届けたこの国で。


トーマス・グラバー  日本に魅せられた「グラバー邸」

(2006/4/12放送)

次回(4月19日)の『心に残る家』は
浦上天主堂
をお送りします。
お楽しみに。