|
|
|
|
|
栃木県足利市。 のどかな風景が広がるこの町の、坂道のたもとに住まう人を思わせる静かな佇まいの家があります。 |
|
書家であり、詩人でもある、相田みつをが晩年を過ごした家。 |
|
|
| ミリオンセラーとなった代表作『にんげんだもの』は、この家で書き上げられました。 |
|
|
|
|
|
白い紙に筆を走らせ、自分の思いを言葉に託し人々に伝えた、相田みつを。 彼は、書を書く時はもちろん、お茶を飲んで一服するときでさえ、いつも背筋をぴんとして、姿勢を正しくしていた人でした。 |
|
|
|
|
|
川べりで魚釣りをしたり、裏山を歩いて四季の移ろいに想いを馳せたり…。 日常の些細な出来事から生まれてくる「感動」 |
|
|
| その、いつ訪れるかもしれない「感動」を、彼は全身で受け止めていたのです。 |
|
|
|
「いま ここ じぶん いま ここ じぶん それをどう充実させて生きるか あるいはむなしく生きるか それを決めるのは いま ここの じぶん」 |
|
|
|
|
|
アトリエにある天窓は、そんな彼が一仕事終えて、ほっと心を落ち着ける為に作った窓だといいます。振り返った瞬間、木々の緑が目に飛び込むように…。 安らぎと言う名の「感動」を求めて。 |
|
![]() 次回(1月9日)の『心に残る家』は マリヤ キュリー 『家族と過ごした生家』 をお送りします。お楽しみに。 |