■北里 柴三郎 『医学への心を育てた家』

(2003/4/23放送)
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山肌に咲く桜が色鮮やかな、阿蘇山麓のふもと・北里。
のどかな風景に佇むこの家は、日本近代医学の先駆者、北里柴三郎の生家です。
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破傷風や結核などの病原菌を研究し、伝染病の治療と予防に力を尽くした、柴三郎。
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彼が庄屋の長男として産声をあげたのは、江戸末期、1853年のことです。
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村一番のわんぱくで、勉強なんて大嫌い。
武士になりたいと思っていた柴三郎は、机の前でじっと座っていられず、外で遊んでばかり。
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侍ごっこで、小枝を刀のように振り回し、いつも傷だらけ。
けれど負かした友達の方が、怪我がひどいことに、幼い心は痛みます。
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彼がのちに、医学を志すようになったのは、人と人とが傷つけあう愚かさ、そして、ほんとうに戦うべきものを知ったからでしょう。
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「世界人類の幸福のために、私は伝染病とたたかう」
北里柴三郎の信念は今も、私たちに戦いの意味を問いかけています。
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■北里 柴三郎 『医学への心を育てた家』

(2003/4/23放送)
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今回の放送のBGM♪
「Greem Grow The Rushes」ALTAN
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次回(2003年4月30日)の『心に残る家』は
横山 大観
『夜桜に酔いしれた家』をお送りします。 お楽しみに。
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