■ 圓光寺(えんこうじ)   6月1日放送

圓光寺は1601年に徳川家康が創建した臨済宗の寺。
当初から学問発展のために一般の人も入学を許される学問所として賑わって来ました。
又、学問に関わる書物の出版も行い、出版文化の歴史に大きな足跡を残しています。
家康から送られた5万個の木製活字は現存する最古のもので重要文化財に指定される貴重な寺宝です。
書院前の十牛の庭は禅宗の修行の過程を牛(石)になぞらえて現わした名園です。
この庭は洛北の紅葉の名所として有名ですが新緑のこの季節の美しさも格別です。




関ヶ原の戦いの翌年、
徳川家康によって創建された禅寺・圓光寺は
学問所として発展し、又、多くの学問書を出版してきました。


家康から送られた活字。
その一つ一つに新しい時代を目指す、
家康の願いが込められています。


紅葉の名所として名高い「十牛の庭」はこの時期、
一面の新緑に包まれ、秋の艶やかな美しさとは違った
爽やかな表情を見せてくれます。


若葉を通した柔らかな木漏れ日の中で
禅の厳しい修業に励む石の牛も
思わずまどろんでいるかのようです。


水琴窟の軽やかな音色に
運慶作と伝わる観音様も聞き入っています。



すべてが穏やかで、その中を時間がゆっくりと流れていく。
移り行く季節の中で様々な美しさを見せる圓光寺。

圓光寺から京の町に初夏の風が渡って行きます。



秋の紅葉は艶やかな美しさですが新緑のモミジには爽やかな美しさがあります。
いわゆる紅葉見物と違って、この時期は訪れる人も少なくゆっくりと堪能することができます。
目にしみるほどの新緑、やわらかな木漏れ日、水琴窟の音色、
爽やかな初夏の風、全てが心を解放させて何時間でもノンビリしたくなるお寺です。

裏手のちょっとした山は意外な穴場です。
これまでたくさんの場所で京都の俯瞰を撮影をしましたが
山に囲まれた京の町のショットはここがベスト!!


「天狼星 Sirivs」
演奏:JIA PENG FANG
作曲:京田 誠一