■ 4月26日

母が、わたしが大事にしていたお鍋を捨ててしまった…
うちに帰って、ぶりの煮付けを作ったあと、おみそ汁を、と思ったら小鍋がない。小松菜をゆでようとしたら、あらら、どこを探しても鍋がみつからない。しょうがないので、パスタをゆでる大鍋でおひたしをつくりましたが…やりにくいことこのうえなかった。
あの小鍋は、入社当時、預金しているさくら銀行から景品でいただいたもの。気に入ってたのに。けっこう適当な大きさで、ちょっとした一人分のシチューや、おみそしる、大好きなゆで卵にはちょうどよかったのに。
柄の部分がぐらぐらして危ないと、わたしの承諾も得ずに、留守中にごみに出してしまった。もお、母親ってなんでいつまでも勝手に子供のものを動かしたり、捨てたりするんでしょう。
母が来たあとは、必ずいつも使っていたはぶらしや、ドライヤー、ブラシ、本などの位置が微妙に変わっていて、かえって生活しにくくなるのです。もお、と思いながら母には言えないでいる、微妙な娘の気持です。