■ 6月19日

シリーズ「京都さとうの旅」(4)

この番組のナレーションを担当するようになって2回目に読んだナレーション。それが、今回の旅で訪れた”曼殊院”です。

曼殊院は洛北の、バスで降りてから15分ほど山を登ったところにあり、ひっそりと静かな緑の中に建っています。外から見た感じよりも中は広く、’虎の間’、’竹の間’、’孔雀の間’を見ながら奥へ進んでいくと、庭園を見渡せる廊下があります。その庭園に面した書院から枯山水を眺めるわけですが・・・。

「書院を船、周囲の庭を海に見立て、
彼岸を目指して船で煩悩の海を渡るという・・・」

番組のナレーションで読んだ文を口ずさみながら、しばらくボーっとしてきました。襖の端を、絵の額縁に見立てて庭を眺める。汗が出るほど暑くても、そうしている間は暑さを忘れてしまいます。時間がどんどん経っていくのにも気が付きません。

書院で落ち着いた後は、番組で繰り返し見た’違い棚’や、菊を型取った欄間を間近で見て、充実した気分になって帰りました。映像で見るのと実際に見るのとでは、感じ方が違うものですね。