■ 妙法院(みょうほういん)
  4月1日放送


東山の「妙法院(みょうほういん)」は、延暦寺の別院として比叡山に創建されたものを移築したといわれる格調高い天台宗門跡寺院です。1595年(文禄4年)の建立とされる庫裡(くり)は、豊臣秀吉が、方広寺大仏殿の「千僧供養」を行ったときの遺構として国宝に指定されています。また、大書院は御所の旧殿を賜ったと伝えられる江戸初期の典型的な貴族邸宅建築のひとつです。書院の前庭は、伏見桃山城の内庭を縮写したものといわれ、書院の内部は、狩野永徳、松栄による絢爛な襖絵で装飾されています。本尊は、白象に騎坐合掌する温雅な普賢菩薩像。他にも、皇族や時の権力者にまつわる宝物などが多数所蔵されています。



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春の風が吹き抜ける鴨川。
少し早咲きの桜が、花の季節の訪れを京の街に告げています。

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妙法院は、天台宗の門跡寺院です。

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桃山時代の名建築とされる庫裡(くり)。
仰ぎ見ると、自然の木を幾重にも重ねた梁(はり)に圧倒され、
その重なりが無限の高さまで続いているように感じます。

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庭に面して佇むのは、皇室ゆかりの書院。
その内部は狩野派による障壁画で飾られています。

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菩薩のやさしい姿に心がなごみ、
時の流れをゆるかに感じる普賢堂です。

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甘春堂は、妙法院から程近いところにある京菓子の老舗。
菓子作りの技にみほれて、
春のお菓子を味わえば旅の疲れも癒されます。

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京都はまもなく満開の桜に彩られます。



今回は、「桜シリーズ」の一回目です。撮影日は、気象庁発表の開花予想日当日。はたして桜は咲いているだろうか、とどきどきして撮影に向かいました。

残念ながら、妙法院の桜は、ようやく一輪か二輪開花したところで、まだ見ごろではありませんでした。気をとりなおして、桜を求めて周囲の散策へ。すると、ありましたありました、鴨川の川べりの枝垂桜! 5分咲からほぼ満開の木まで、ずらりと桜が咲き誇っていました。(不思議なことに、同じ鴨川でも、五条から七条までの桜は咲いていたのですが、五条大橋から北はまったく咲いていませんでした。五条のあたりに気温の断層があるのでしょうか?)  ということで、天気はあいにくの曇だったものの、無事に「京都に桜シーズン到来」という映像を撮影することができました。

ちなみに、内部は普段非公開の妙法院ですが、大玄関前の桜は自由に見ることができます。3月27日には京都の桜の開花宣言も出て、ちょうど放送日のあたりから見ごろをむかえると思います。

京都の桜は、市内と山の方では時期がかなり異なります。これからしばらくは、桜に彩られた寺社を見ることができるでしょう。


「Lakme H2O」
作曲者:ドリーブ
演奏者:Opera Babes