■ 1013

私には日々の小さな幸せがある。……あった。

早朝番組の日は公共の交通機関がまだ動いていない時間に出社するため、移動手段はタクシーだ。外がまだ暗いうちから活動する生活だが、こんな中にも小さな幸せがある。眠い目をこすりながらタクシーに乗り、程良い振動に揺られて会社まで。この時間が最高なのだ。日中に乗るタクシーの数倍、心地良く感じられる。

しかし最近、その小さな幸せがなくなってしまった。以前よりも会社から近くに引っ越したため、タクシー移動距離が短くなってしまったのだ。乗ったと思ったら、あっという間に到着。ウトウトもお預けで、心地良い振動を感じる間もない。

会社から近くなって日中の生活が便利になった分、小さな幸せが一つ減ってしまった。また新しいのを見つけなくっちゃ。