
「京都・心の都へ」 今週は石山寺を訪ねます。

琵琶湖から流れ出る川にかかる、「瀬田の唐橋」。
京への玄関口にあたり、さまざまな歴史の舞台となってきました。

橋のほど近く、伽藍山に建つ石山寺。

ここは、奈良時代、東大寺の大仏建立を願って建てられたものです。

観音様の霊地として人々の信仰を集め、平安時代には、多くの宮廷貴族が訪れました。


その雅な行列の様子は、寺に残る絵巻に、いきいきと描かれています。

どっしりとした石の上に建ち並ぶお堂。
石山寺の名の由来です。

この寺は、紫式部ゆかりの寺としても知られています。


小さなお堂にこもり、窓から見える十五夜の月を眺めていた紫式部。
その時思い浮かんだのが、源氏物語だったのです。

源氏物語が生まれてから、ことしで千年。
ほころびはじめた梅の香が、古の物語へといざなう石山寺です。



