今週の放送内容

石山寺(いしやまでら)
2月23日放送

真言宗の石山寺は、東大寺大仏造立のための黄金の不足を愁えた聖武天皇の勅願により、天平19年(747)、良弁僧正を開祖として開かれたのが始まりとされる。本尊の如意輪観音像は、33年に1度開扉される秘仏。西国巡礼十三番の札所としても知られ、奈良時代より人々の信仰を集めてきた。
本堂は、巨大な硅灰石(天然記念物)の上に建てられており、本堂内にある「源氏の間」は、紫式部が「源氏物語」を書いたところと伝えられている。

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「京都・心の都へ」 今週は石山寺を訪ねます。


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琵琶湖から流れ出る川にかかる、「瀬田の唐橋」。
京への玄関口にあたり、さまざまな歴史の舞台となってきました。


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橋のほど近く、伽藍山に建つ石山寺。


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ここは、奈良時代、東大寺の大仏建立を願って建てられたものです。


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観音様の霊地として人々の信仰を集め、平安時代には、多くの宮廷貴族が訪れました。

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その雅な行列の様子は、寺に残る絵巻に、いきいきと描かれています。


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どっしりとした石の上に建ち並ぶお堂。
石山寺の名の由来です。


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この寺は、紫式部ゆかりの寺としても知られています。

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小さなお堂にこもり、窓から見える十五夜の月を眺めていた紫式部。
その時思い浮かんだのが、源氏物語だったのです。


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源氏物語が生まれてから、ことしで千年。
ほころびはじめた梅の香が、古の物語へといざなう石山寺です。


今回のロケは、琵琶湖のほとり、滋賀県・大津市にある石山寺。滋賀県だから遠いんだろうな・・・と、勝手に思い込んでいたのですが、行ってみてビックリ!京都駅から最寄の駅・石山までは電車で15分、近い!平安時代、宮廷の女性たちのあいだでは、石山寺でお経を読みながら一夜を過ごすことが流行したそうですが、成る程、このくらいの距離なら、ちょっとした旅行気分で参拝出来ますよね!(勿論、15分では無理ですけど・・・)紫式部もこうしてやってきて、そして「源氏物語」を書いたんだな・・・と考えると、千年前の人々のことが、すごく身近に感じられました。
今年は、源氏物語が書かれてからちょうど千年。「源氏夢回廊」と題した記念のイベントが、3月18日(火)〜12月14日(日)まで行われるそうです。


「想い出 RECOLLECTION」
作曲・演奏者:渡辺 雅二