■ 8月16日
何年ぶりだろう。図書館に足を運ぶのは。
図書館には独特の匂いがある。今の時期、ひんやりとした冷房の匂い。ぎっしりと並ぶ本の匂い。
図書館には独特の音がある。静かな館内を、コツコツと歩く音。本棚から一冊の本をサワッと抜く音。
図書館の雰囲気は学生時代を思い出させる。高校時代、学校帰りに寄って閉館時間まで勉強したなぁ。でも結局、静か過ぎる空間が落ち着かなくて、参考書と睨めっこしてるだけだったなぁ。
何年経っても、いくつになっても、匂いや音は過去にタイムスリップさせてくれる。つかの間のタイムトラベルだ。
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