今週の放送内容

平安神宮(へいあんじんぐう)
4月4日放送

朱塗りの応天門と社殿が人々の目を引く平安神宮。桜の時期に空一面を覆う南神苑の八重紅枝垂桜は谷崎潤一郎が著書『細雪』の中でも記すほど見事な美しさを放ちます。約150本の紅しだれをはじめ、約20種類、約300本の桜が境内を華麗に彩ります。

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今週は平安神宮を訪ねます。


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平安遷都千百年を記念して造営された平安神宮。

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白砂が敷き詰められた広い境内に建つ壮麗な社殿。
春の陽を浴びて柱の朱と屋根の緑の色が際立ちます。

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咲き誇る桜が丹塗りの社殿に映え、平安の雅を思わす美しさです。

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枝垂桜の名所として知られる神苑。


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御所から移された泰平閣は中央に鳳凰を頂きます。

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紅しだれコンサートの頃、池は艶やかな枝垂桜に縁取られます。


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先駆けて咲いた枝垂桜が一本。
桜の花が天空から降り注いでいます。


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まもなく百本を越す枝垂桜が咲き競う春爛漫の平安神宮です。


写真 京都の桜開花宣言が例年より一週間以上早かったので安心していたら、その後寒さが居座り開花が遅れてしまいました。
撮影当日、二百本以上ある境内の桜のうち満開はわずかに二本だけ。
こんな時は二本の桜だけで平安神宮の桜をイメージさせなければならないのでいつも以上に時間をかけて撮影しました。
幸いなことにこの日は雲ひとつない快晴だったので、都の春にふさわしい桜が撮影できました。

写真 今回の狙いは、谷崎潤一郎の名作「細雪」にも描かれた八重紅枝垂桜でしたが、まだ蕾が固い状態で残念ながら紹介できませんでした。
京都でもひときわ色鮮やかで花の期間が長いことで知られるこの枝垂桜は、紅しだれコンサートの期間中には満開となりライトアップもされます。
京都観光をこの枝垂桜の花に合わせる価値は十分にある、平安神宮の桜です。


「Uniq_O_Etide 1(ユニコ・エチュード1番)」
作曲者:平野 義久
演奏者:BLEU