
今週は泉涌寺を訪ねます。

木立に包まれた参道の先・・・
泉涌寺の大門が姿を表します。
古くより皇室の菩提所(ぼだいしょ)として
寺は特別な格式を誇ってきました。


ひときわ威容をみせる仏殿
内陣の仏さまは平安と幸せを祈る人々の信仰を集めます。

今も皇族方が訪れる御座所(ござしょ)。

四季毎に表情を変える庭は、
小さいながらも自然にあふれ、心安らぐ空間です。


寺には、金銀(きんぎん)や漆黒(しっこく)の蒔絵で鯉を描いた硯箱をはじめ、
歴代天皇ゆかりの品も数多く残ります。

中国から渡って来た、美しい観音さまも安置されています。

楊貴妃観音像
かつては100年に一度だけ公開される秘仏でした。
鮮やかな彩色、艶やかな御顔・・・
絶世の美女、楊貴妃の名にふさわしいお姿です。


境内の風が少し秋めいてきました。




