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#25
2022年12月25日(日)放送
滋賀県 守山市
勝部の火まつり
琵琶湖のほとり、滋賀・守山市。

例年、1月の第2土曜日に行われる勝部の火まつり。

鎌倉時代、大蛇を焼き払ったことで天皇の病が回復したのがきっかけと伝わる。

約400kg。大蛇に見立てた12の松明を燃やし、1年間の健康を祈る。
「勝部の火まつり」に受け継がれるバトン…
「松明組(たいまつぐみ)」
松明組 令和4年度 組長 小島 拓也さん
第三部 副部長 石田 純平さん
松明組と呼ばれる中学1年から34歳までの男性たち。

今年、およそ70人の松明組を率いるのは、組長の小島さん。

松明組の仕事は、松明に火をつけるための菜種の栽培から
木材の伐採まで1年以上に及ぶ。しかし…

小島さん
「火がついてから終わるまでが5分ぐらい。
火のピークは1分ぐらいで終わってしまう
だからみんな泣けるんです、1年間やってきて良かったな。」

石田さんは中学1年生から松明組。

石田さん
「めっちゃしんどい!って言ってて、それが楽しい。」

小島さん
「来年は絶対アカン!絶対やめよう!って言っているけれど、またやってしまう。」

松明作り、先輩たちの技を脳裏に焼き付ける。

石田さん
「作り方は口頭伝承なので、下の世代を引っ張っていかないといけない立場としては
自分だけが頑張るのではなく、自分についてきてもらえるように努力しないといけない。」

燃え上がる松明が未来を明るく照らす。