「勝部の火まつり」に受け継がれるバトン…
「松明組(たいまつぐみ)」
松明組と呼ばれる中学1年から34歳までの男性たち。
今年、およそ70人の松明組を率いるのは、組長の小島さん。
松明組の仕事は、松明に火をつけるための菜種の栽培から
木材の伐採まで1年以上に及ぶ。しかし…
小島さん
「火がついてから終わるまでが5分ぐらい。
火のピークは1分ぐらいで終わってしまう
だからみんな泣けるんです、1年間やってきて良かったな。」
石田さんは中学1年生から松明組。
石田さん
「めっちゃしんどい!って言ってて、それが楽しい。」
小島さん
「来年は絶対アカン!絶対やめよう!って言っているけれど、またやってしまう。」
松明作り、先輩たちの技を脳裏に焼き付ける。
石田さん
「作り方は口頭伝承なので、下の世代を引っ張っていかないといけない立場としては
自分だけが頑張るのではなく、自分についてきてもらえるように努力しないといけない。」
燃え上がる松明が未来を明るく照らす。