知識の宝庫!目がテン!ライブラリー


所さん爆笑 '06名場面
第863回 2006年12月31日


 大晦日恒例!年末総集編!2006年の締めくくりとして、今年目がテン!が解明した様々な謎を紅白ネタ合戦と題し、一気に振り返ります。スタジオにはスペシャルゲストの林家正蔵さんアグネス・チャンさんが登場しました。

 まずは「オモシロ実験編」トップバッターは白組の、ホッキョクグマのダイブです。自然のホッキョクグマは氷の穴から出てくる生き物に飛び付いて捕まえエサにする習性があります。旭山動物園のシロクマもお客さんが水面から顔を出していると、エサと勘違いしてダイブするといいます。そこで矢野さんが、特製アザラシ帽子をかぶってみると、ものすごい勢いでダイブを見せてくれました。
 続いて紅組からは、夜空に美しく開く打ち上げ花火を、お茶の間でも楽しめないか?という挑戦。しかし、この挑戦は想像より難しく、5年の歳月を費やしてようやく完成したのが、わずか1センチの打ち上げ花火です。スタジオで点火してみると見事に花開きました。いつかこの花火がお茶の間で楽しめる日がやってくるかもしれません。
 次に白組は「ビールを飲むと本当に太るのか?」という実験です。実は、ビールのカロリーの大部分は体温上昇に使われるため、体にはほとんど蓄積しないことが判明しました。しかし、何故太ると言われるのでしょうか?実は、ビールに含まれるアルコールと炭酸、ホップの苦味が胃の粘膜を刺激すると、胃が活発に動いてたくさん食べられるのです。「とりあえずビール」にはご注意ください
イスで回る正蔵師匠  続いて紅組からは「くるくる回るフィギュアスケート選手は目が回らないのか?」という実験。「回ってこらえて1号」という回転イスに所さんが挑戦したところ、1分間回った目はプルプルと動いていました。これは眼振(がんしん)と言って体が急速に回転すると反射的に眼球もつられて動く現象です。続いてフィギュアスケート選手にもマシーンに乗ってもらい5分間回転してもらいました。ところが選手は日頃の訓練によって、眼振しないように脳がコントロールできるようになっているため眼振は見られませんでした。しかしいつもと反対の右回りを体験してもらうと、50秒でギブアップしてしまいました。
 スタジオでは林家正蔵さんに同じマシーンを体験してもらいました。正蔵さんは大絶叫でした。

所さんのポイント
ポイント1
フィギュアスケートの選手は日頃の訓練によって、演技と同じ左回りなら眼が回らない。訓練してない正蔵さんは眼振を起こした。

 さて、ここで応援合戦です。白組の応援には、長野県の農家の嶋さんからエノキタケが寄せられました。天然のエノキタケはカサが大きくて茶色です。ではなぜ普段食べられているエノキタケが白いかというと、細長いポットで日を当てずに栽培しているから白かった!白かった〜白勝った〜!!
 一方紅組の応援にはコンニャクが届けられました。番組では地域によってコンニャクの色が違うと判明しました。そして、滋賀県の森さんからベンガラという着色料を使った赤いコンニャクが届きました。つまり滋賀県のコンニャクは赤かった!赤かった〜。赤勝った〜!!
 応援合戦に続いては、「衝撃映像編」です。まず紅組は世界最長の花を紹介。ギネスブックにも載った高さ3mの花の正体はなんとスマトラオオコンニャクの花。しかもこの花は世界一臭い花としてもギネスブックに載っているのです。
 対する白組は、大きな葉っぱを紹介。その葉の名はオオオニバス、直径はなんと160cmもあるのです。もしかしたらヒトが乗れるのでは?ということで100kg級の矢野さんが乗ってみようと挑戦したところ、見事浮いて大成功!
 続いて紅組からは、牛柄のナスが登場。ナスは紫外線が当たってアントシアニンという色素ができるため紫色になります。そこでアルミホイルで日光を遮断すると真っ白いナスができることから、シールを貼って育ててみると、見事牛柄のナスが完成しました。
 負けじと白組からは、100%魚肉ソーセージ作りへの挑戦。お馴染みの魚肉ソーセージ、実は、魚肉だけじゃなく豚の脂肪を入れて豚肉のような風味にしているのです。ならばと脂の乗ったマグロをマダイの腸に詰めて丸ごと食べられる、正真正銘の魚肉ソーセージを作ってみました。その時はパサパサ感があって所さんに不評だったのですが、スタジオに魚から作ったゼラチンを使用した新・100%魚肉ソーセージが登場。そのお味は所さんにも大好評で見事リベンジ成功です。
 さあいよいよ「トリ対決」。紅組からはクジャクが登場。クジャクはいつ羽を広げるのかを探るべく一日密着しました。まずは朝7時30分に羽を広げました。しかしお昼ごろになると一斉に羽を閉じてしまいました。そして午後3時30分再び羽を広げました。実は、クジャクはインドや東南アジアが原産の鳥で気温の高い時間帯は羽を休める習性があったのです。つまり動物園では開園直後と午後3時前後が見頃といえます。
相撲取り3人が持ち上がった様子  大トリは白組の「1箱のティッシュで何kgのものが持ち上げられるか?」という大実験です。実はティッシュは、縦横、繊維の向きがあります。ティッシュを横方向に引っ張ると結合している繊維と繊維がちぎれやすいのですが、縦方向は、繊維同士の結合と繊維そのものの強度も加わるのでとても丈夫なのです。ならば、ティッシュ1箱分でどれくらいのものを持ち上げることができるのか目がテン!特製装置で実験。結果、なんと相撲取り3人、合計360kgを持ち上げることができました!
 勝敗は2対1で矢野さん率いる白組の勝利でした!

所さんのポイント
ポイント2
甲乙つけがたい名勝負だったが、所さんが白組に軍配をあげた理由は、正蔵さんが紅組にあげたから。




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