パリ2024オリンピック PARIS2024 2024.7.26-8.12

CASTキャスト

萩野公介(Kosuke Hagino) アスリートキャスター

COMMENT

Q現役を引退して初めて迎えるパリオリンピック。およそ半年後に迫ってきたが今の心境は?
私自身、現役時代、様々な大会を経験してきましたが、オリンピックは特別な大会と位置づけてきました。引退して初めて迎えるパリ大会本番が非常に楽しみです。
先日開催された競泳の「KOSUKE KITAJIMA CUP 2024」でも選手たちからオリンピックイヤー独特のヒリヒリ感がひしひしと伝わってきましたが、これから行われるオリンピックへの切符をかけた各種目の代表選考会も非常に楽しみです。これから国内で開催される代表選考会もあるので、ぜひ実際に試合会場へ足を運び、生で見るからこそ感じられる選手の「スゴさ」「本気」を伝えていきたいです。
Qアスリートキャスター就任を受けての心境や意気込み
「幸せ」という一言に限ります。「大幸せ」です。笑
競泳でも、引退してからはあまり競技に興味を持たない人、ものすごく興味を持って競技を見る人の2つに分かれるように思いますが、私は完全に後者の「スポーツ大好き人間」です。競泳も大好きですし、他の競技も大好きで、スポーツに触れることは生きがいの1つでもあるので、アスリートキャスターとして、何より選手の皆さんにリスペクトをもって取材して「大きな幸せ」を感じながら、多くの方々にスポーツの素晴らしさを伝えていきたいです。
Qアスリートキャスターとして 番組を通して伝えたいこと
先日、競泳の大橋悠依選手にインタビューをさせていただきましたが、2冠を果たした東京五輪の後、苦しかった時期の話を聞きました。選手それぞれに背景、バックグラウンドがある、様々な思いでオリンピックの舞台に立っている、と思います。私自身、最後となった東京五輪はすごく苦しみましたが、最後は笑って終わることができました。その経験も活かして、アスリートならではの目線で、活躍した選手はもちろん、悔しい思いをした選手に対してもリスペクトをもってストーリーを伝えたいと思います。それによって、見ている皆様に、活躍した選手、悔しい思いをした選手に対して、同じようにリスペクトや愛を持って応援したくなる、そんなきっかけを作れればいいなと思います。
Qパリオリンピックの注目は?
競泳は地元フランスが最近強いです。中でも、レオン・マルシャンが「大注目」です。個人メドレー、バタフライ、そして平泳ぎも挑戦すると聞いていますが、日本選手がメダルを狙う多くの種目で彼が立ちはだかります。日本代表の選考はこれからですが、実績のある瀬戸大也選手、本多灯選手、渡辺一平選手はとても楽しみですし、同じ栃木県出身の個人メドレー・松下知之選手(宇都宮南高3年)にも期待しています。
競泳以外には、「五輪の花形」陸上も大好きで、個人的には、世界記録を更新し続けている男子棒高跳びのアルマンド・デュプランティス選手(スウェーデン)や、東京五輪男子1500m金メダリストのヤコブ・インゲブリクトセン選手(ノルウェー)など、世界の超人たちのパフォーマンスも楽しみにしています。
日本選手の活躍が期待される種目では、卓球女子の中国とのし烈な争いに注目しています。また、先日体験取材をさせていただいたスポーツクライミングの安楽宙斗選手にも期待しています。実際にクライミング競技を体験し、その晩は指に力を入れることが出来ず、本当にハードな競技だと実感しました。
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