演奏レビュー

日時

2020年12月10日(木)午前2:35~3:35(水曜深夜)予定
BS日テレ 12月19日(土)朝7:00~8:00予定

12月放送プログラム

ベートーヴェン作曲(佐々木絵理編曲) 交響曲第7番 イ長調 作品92から 第1、4楽章
エンニオ・モリコーネ(内門卓也編曲) 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」から
                   ニュー・シネマ・パラダイス 初恋 愛のテーマ

コンサートマスター
長原幸太
第2首席ヴァイオリン奏者
瀧村依里
ソロ・ヴィオラ奏者
鈴木康浩
ソロ・ヴィオラ奏者
柳瀬省太
ソロ・チェロ奏者
遠藤真理
首席チェロ奏者
富岡廉太郎
ソロ・コントラバス奏者
石川滋

(2020年10月28日 ミューザ川崎シンフォニーホールにて収録)


【12月の演奏・聴き所】
音楽プロデューサー 新井鴎子の演奏レビュー

新井鴎子プロフィール
読響シンフォニックライブの構成を担当
クラシック音楽のコンサート・テレビ・ラジオ番組の構成を多数手掛け、長年にわたりその楽しみや魅力を親しみやすく伝えてきた。
音楽祭のディレクターやオペラ・ミュージカルの脚本、執筆活動など〈クラシック音楽〉の分野で幅広く活躍している。
現在、東京藝術大学特任教授。

【ベートーヴェン作曲(佐々木絵理編曲) 交響曲第7番 イ長調 作品92 から】
オーケストラのありとあらゆる楽器の音を、弦楽器7人だけで再現するのですから、それぞれの奏者にどれほどのテクニックの負担がかかるのか、想像しただけでも気が遠くなりそうです。しかしながら読響が誇る弦楽器の首席奏者たちの表情は、アンサンブルの喜びに満ち溢れていました。オーボエやフルートやティンパニなど「無い楽器」の「代わり」でなく、弦楽器ならではの表現力で、まったく新しい響きの「ベト7」の音楽を創り出していました。ベートーヴェン生誕250年の今年、コロナ禍でオーケストラ演奏の機会が激減しましたが、そのリスク下において持続可能な新しいアンサンブルの形ととらえても良いかもしれません。

【エンニオ・モリコーネ作曲(内門卓也編曲) 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」から】
今年亡くなった映画音楽の巨匠モリコーネの代表作「ニューシネマパラダイス」の中から3曲を、読響弦楽アンサンブルの演奏で楽しむという贅沢な時間。ノスタルジックなシーンに流れる名旋律も、読響のシンフォニックな分厚い弦楽器の響きで聴くと、なにか交響曲の緩徐楽章のような趣きになります。原曲でヴァイオリンソロが弾くメロディをあえてチェロに持って行ったり、今回ならではのスペシャルアレンジをお楽しみください。

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