演奏レビュー

10月放送予告

2022年10月20日(木)2:35~3:35(水曜深夜)予定
BS日テレ 10月29日(土)朝7:00~8:00予定

10月放送プログラム

モーツァルト作曲   〈フィガロの結婚〉序曲
メンデルスゾーン作曲   ヴァイオリン協奏曲

指揮
松本宗利音
ヴァイオリン
辻彩奈

(2022年8月30日 東京芸術劇場にて収録)


【10月の演奏・聴き所】
音楽プロデューサー 新井鴎子の演奏レビュー

新井鴎子プロフィール
読響プレミアの音楽監修を担当
クラシック音楽のコンサート・テレビ・ラジオ番組の構成を多数手掛け、長年にわたりその楽しみや魅力を親しみやすく伝えてきた。
音楽祭のディレクターやオペラ・ミュージカルの脚本、執筆活動など〈クラシック音楽〉の分野で幅広く活躍している。
現在、東京藝術大学特任教授。

【メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリン協奏曲】
松本宗利音さんと同じメンデルスゾーンのコンチェルトを共演したばかりということもあり、ソリストと指揮者の間のコミュニケーションがとてもスムーズで、メンデルスゾーンならではの爽やかに疾走していく音楽がとても心地よい演奏でした。辻さんは、オーケストラがつくる和声によって、ヴァイオリンの音色を多彩に変化させ、明快に澱みなく横の流れをつくっていたのが印象的でした。

演奏者の略歴

松本宗利音(指揮)
松本宗利音(指揮)
Matsumoto Shurihito
1993年11月22日大阪府豊中市出身。相愛音楽教室、センチュリー・ユースオーケストラに所属し、音楽、特にヴァイオリンに親しみながら幼少期を過ごした松本宗利音は、京都堀川音楽高校を経て東京藝術大学音楽学部指揮科卒業時に最優秀賞であるアカンサス賞を受賞。
指揮を尾高忠明、藏野雅彦、高関健、田中良和、ヴァイオリンを澤和樹、曽我部千恵子各氏に師事し、藝大在学中にはダグラス・ボストック、パーヴォ・ヤルヴィ両氏のマスタークラスを受講。
2019年4月から2022年3月まで札幌交響楽団指揮者として道内はもちろん各地で共演を重ね、2020年10月には指揮研究員を務めて指揮者としての才能を開花させる礎となった東京シティ・フィルの定期演奏会に、2021年2月には読売日本交響楽団に、9月には大阪フィル定期演奏会にもデビューし堂々たる演奏を披露。これまでに山形交響楽団、仙台フィル、群馬交響楽団、東京交響楽団、新日本フィル、名古屋フィル、京都市交響楽団、関西フィル、大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団などに客演、活躍の場を大きく広げている。これからの音楽界を担う期待の若手指揮者の一人であり、その瑞々しい感性から引き出される音楽から目と耳が離せない注目の存在である。
辻彩奈(ヴァイオリン)
辻彩奈(ヴァイオリン)
Tsuji Ayana
1997年岐阜県生まれ。2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位。モントリオール交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ベトナム国立交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団など国内外のオーケストラと共演している。また室内楽では、チェロの堤剛、ピアノの江口玲、伊藤恵、阪田知樹、マルタ・アルゲリッチの各氏らとの共演している。2018年「第28回出光音楽賞」を受賞。これまでに小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎、レジス・パスキエの各氏に師事。2019年4月、ジョナサン・ノット指揮/スイス・ロマンド管弦楽団とジュネーヴおよび日本にてツアーを実施し、その艶やかな音色と表現によって各方面から高い評価を得た。東京音楽大学卒業後、同大学アーティストディプロマに特別特待奨学生として在籍中。コロナ禍にあって国内公演の代役で幅広く活躍したことは、レパートリーを広く拡充すると共に、経験を深く積むことにつながった。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与のJoannes Baptista Guadagnini 1748である。
バックナンバー一覧
ページの先頭へ