演奏レビュー

5月放送予告

2023年5月18日(木)2:35~3:35(水曜深夜)予定
BS日テレ 5月27日(土)朝7:00~8:00予定

5月放送プログラム

ロッシーニ作曲 歌劇<ウィリアム・テル>から「スイス軍の行進」

チャイコフスキー作曲 ヴァイオリン協奏曲 二長調 作品35

エルガー作曲 愛の挨拶

(2023年3月30日 東京オペラシティコンサートホールにて収録)


【5月の演奏・聴き所】
音楽プロデューサー 新井鴎子の演奏レビュー

新井鴎子プロフィール
読響プレミアの音楽監修を担当
クラシック音楽のコンサート・テレビ・ラジオ番組の構成を多数手掛ける。
著書に、「音楽家ものがたり」(音楽之友社)、「おはなしクラシック」(アルテスパブリッシング)等。
現在、東京藝術大学客員教授(インクルーシブアーツ研究)、横浜みなとみらいホール館長。

荒井里桜さんは
豊かな音量と美しい音色で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を見事に弾ききってくれました。安定した超絶技巧、オーケストラとの呼吸の共有など、数年前彼女の演奏を聴いたときからまるで別人のように変わっていて、その伸び代の大きさに驚愕しました。まだまだ無限の可能性を秘めたヴァイオリン界のホープです。
演奏前のトークは「本当にいやです」と言いながら、ナチュラルで愛らしい話題を提供してくれ、会場のお客様を大いに盛り上げてくれました。


演奏者の略歴

荒井 里桜(ヴァイオリン)
荒井 里桜(ヴァイオリン)
Rio Arai
1999年東京都出身。
東京藝術大学音楽学部を特待奨学生として在籍したのち、首席卒業するとともに、アカンサス音楽賞及び三菱地所賞受賞。また、在学中に福島賞、安宅賞、宮田亮平奨学金を受賞。平成29年度東京藝術大学宗次徳二特待奨学生。ローザンヌ高等音楽院卒業。
第15回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞。
第87回日本音楽コンクールバイオリン部門第1位、併せてレウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞を受賞。
NHK交響楽団、ローザンヌシンフォニエッタ、マカオ管弦楽団、東京交響楽団など、多数のプロオーケストラと共演。題名のない音楽会、NHKをはじめ、ラジオやメディアへも多数出演。現在の使用楽器は、(株)日本バイオリンより貸与の1837年製“J.F.Pressenda”。これまでにジェラール・プーレ、永峰高志、澤和樹、山崎貴子、堀正文、玉井菜採の各氏に師事。現在、ジャニーヌ・ヤンセン氏に師事。
横山 奏(指揮)
横山 奏(指揮)
Kanade Yokoyama
1984年札幌市生まれ。北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コースを卒業後、桐朋学園にて学び、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程を修了。指揮をダグラス・ボストック、尾高忠明、高関健、中村隆夫、黒岩英臣の各氏に師事。打楽器を真貝裕司氏に、声楽を桑野敏明、雨貝尚子の各氏に師事。2017年WMC Kerkrade指揮者コンクール第3位。
2018年第18回東京国際音楽コンクール第2位&聴衆賞を受賞。これまでに札響、仙台フィル、山響、都響、読響、新日本フィル、日本フィル、東京フィル、東京シティフィル、東京佼成ウインド、千葉響、名古屋フィル、京響、大阪フィル、日本センチュリー響、関西フィル、大響、オオサカ・シオン、広響、九響などと共演を重ねている。
2015-2017年、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員。2019年 北海道二期会創立55周年記念「レオンカヴァッロ:道化師」を、2021年 田尾下哲演出「バーンスタイン:キャンディード」を指揮し大成功に導いている。
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