続いて一行は、漁師さんが薦めてくれたハマグリの時雨煮を求め、港近くの時雨煮の加工工場へ。
時雨煮の歴史は古く、江戸時代にハマグリの保存性を高める為に、考案された事がその始まり。
ハマグリと伝統受け継ぐたまり醤油のいい香りが食欲をそそる時雨煮。
まろやかで癖になりそうなその味に城島と松岡は感動。

再び走り出しただん吉は、ひときわ高い堤防を発見。
その堤防をよく見てみると、堤防沿いの家々が川より低い位置に。
これは一体どういう事かと近くにいた人に聞いてみると、桑名市・長島町一帯は元々輪中で、水面より低い地帯であるという。
それ故、水難被害に見舞われる事も多く、石垣で家屋を高くしたり、水屋と呼ばれる家財道具や舟を備える納屋を構える等、様々な水害対策を施されている。

だん吉と共に尾張大橋で木曽川を渡った城島と松岡。
と、そこへ見えてきたのは愛知県弥富市の看板が。
愛知県に入り、久々の県入りに興奮する2人。
そして、その前に見えてきたのは、金魚の看板の数々。
弥富市は木曽川の良質な水と粘土質の土が金魚の発色に適した事もあり、国内有数の金魚の生産地で、金魚25品種の生産・売り上げ日本一を誇っている。
その生産量は、なんと年間約4千万匹にも及ぶという。