お土産にもらったクジラの人形を飾り、改めて島の西側を北へと進む。
しかし、行けども行けども山の中、ようやく海に出たと思いきや、そこは行き止まり。
父島の北へと続く道はなく、しかたなく、一旦、港の方へ戻り、そのまま島の東側を北上するルートへ。

すると、前方にこの島の歴史を物語る建物が。
城島「教会や」
過去、色々な島を回って来たが教会がある島は珍しい。
達也「まだ外国の方の子孫が住んでらっしゃるんでしょ?」
すると、星条旗が掲げられている家の軒先で
談笑をする欧米風の方が。
城島「こんにちは」
話を聞きに行くと、180年前、この島
に最初に移住したナサニエル・セーボレーの
子孫であるという。
早速、今は日本に帰化してセーボレーから「瀬掘」となった瀬掘さんに案内して頂き、祖先が開拓したという土地を案内してもらう。

向かった先は現在、畑として使っている場所で昔は祖先がモンキーバナナなどを育てていたそう。そこで、ふと、畑の奥に目をやると、村でも良く見る光景が…
達也「蜂が飛んでる」
奥に進むと、養蜂箱に群がる無数のミツバチの姿が。
城島「村のより大きいな」
瀬掘さん「セイヨウミツバチなんですよ」

父島は、日本のセイヨウミツバチの養蜂発祥地で、明治のはじめ、その技術はミツバチともども、ここから全国に広まったとされる。
温暖な気候で、1年を通し、島固有の花から集める蜜の味は島外からも注目されている。