火球は周囲の酸素と反応し、さらに温度が上昇、火花を散らす。
飛び散った火花は再び周りの酸素と反応し、新たな火花を散らす。
線香花火の燃える姿は火薬と和紙と酸素の合わせ技。
和紙をひねって、こよりにすることで、合わせ技の準備は完了する。
その和紙は縒りやすく薄く、かつ丈夫なものだった。

三角の形をした和紙の厚さは、わずか0.05ミリ。
城島「何で、三角形みたいな変わった形してる?」
それは、紙の量を減らすことで火球を落とす仕組み。
火薬と紙の役割を学んだ所で大きくするための材料探しへ。
国内で採取不可な硝石は筒井さんに借り、残りの火薬の原料を達也が、薄く丈夫な和紙を城島が担当することに。

火球の素になる硫黄を求めて達也が訪れたのは、大分県由布市の別名硫黄山とも呼ばれる伽藍岳(がらんだけ)。
源泉のある伽藍岳には地獄と呼ばれる火口があり、硫黄が結晶化している。
採取場所ではあの独特のにおい。
達也「硫黄のにおいがすごいよ!」
いたる所で噴出する90℃以上の蒸気に苦戦しながらも、岩に付着している硫黄をゲット!