そんな花枝を、自然の状態で成熟させるために、竹を組んでイカダを作り、種が落ちないように網を張って生け簀を作る。
その中に塩ビの枠に花枝をくくりつけて底に沈めて花枝を立たせる。
これで、自然に生えている時と同じように光合成による成熟を行える。
葉は腐って、成熟した種子と一緒に生け簀の底に溜まる。
この生け簀を観測イカダの横に設置し、約一か月間、種子を成熟させることに。

その一方で、アマモ場を形成するには欠かせない大切な要素が。
達也「やっぱ、地面だね」
アマモが生育するには、しっかりと根を張ることのできる砂地が必要。
しかし、DASH海岸の海底にはまだヘドロが広がっており、アマモが育つ環境が整っていない。
そこで、海底に石で花壇を作り、その中に砂を入れてアマモを植えることに。

そのためには、海中での作業が必要となる。
そんな特殊な環境での作業には「潜水士」の資格が必要となる。
労働安全衛生法に基づく国家資格で、これを取得すれば、水中で行う業務に就くことができる。
潜水士になれば、アマモ場を造成し、さらに水中観測所にも近づくことができる!