まずは達也が試してみるが、ギリギリ聞こえる程度の高周波音。 ミュージシャンは耳が命、キーボード担当、太一の聴覚の衰えやいかに。 モスキート音の着信音が鳴って、初めに気付いたのは20代の西川さん。 一方、40代以降の世代は、聞こえている気配はなし。 そして、太一も着信音に全く気付くことができなかった。 森田先生曰く、ライブなどで日頃から大音量に接している太一は、聴覚に衰えの恐れ。 それは、大音量で聴くヘッドフォンやイヤホンでも同じ。
続いては、“視覚”実験。 突然の暗闇の中、どれだけ早く目が慣れるか。 暗くなると、暗順応(あんじゅんのう)により、瞳孔はすぐに広がって、わずかな光も取り込もうとするが、長時間のパソコン作業での慢性的疲労や、夜でも明るい環境にいることで、目の順応性は低下するもの。 それが衰えると夜道を自転車で走ってると前が見えなくなったり照明が目まぐるしく変わるコンサートで、楽しめなかったりする。
事前に伝えてある懐中電灯の置き場所へ歩き、いかに早く手にするか。 真っ暗闇の中、初めに動き出したのは20代の西川さん。 暗転から3分足らずで、棚の引き出しの中にある懐中電灯を取り出す。 続けて40代の岩岡さんもクリア、4分半後には50代の金枝さん。 その30秒後、60代の中さんもクリアし、これも年代順という結果。 森田「3分前後が若い人の目安」 一方の視力1.5、日頃から視力に自信を持つ太一。