一方、城島がタモギダケの旨味に加えるもう一つの食材として考えていたのが、地元の牧場で頂いた搾りたての牛乳。
ラワンブキと、タモギダケの旨味、さらに牛乳のまろやかさを加え完成したラワンブキのクリームシチュー。
城島「ラワンブキの苦みは抑えられたな」
しかし牧場のお母さんに試食して頂くと少しあっさり気味ではとのこと。子どもが気に入るにはもう一工夫必要か?城島の試行錯誤が続く。

その夜、いよいよ城島・太一による献立が完成。
小学校にて、校長先生、担任の先生、栄養士さんの3名に検食して頂く。
まずは、太一の主菜、阿寒湖のウチダザリガニ、トマトの甘太郎を使った「ラワンブキとウチダザリガニの和エリア」。
米を炒めて、ウチダザリガニのダシ、刻んだラワンブキを入れ、さらに問題の苦みは加えたトマトの甘みと酸味で緩和。
栄養価の高いフキの葉は素揚げにし、苦みを和らげ細かく砕く。
これをパセリの様に振りかけることで彩りも鮮やかなパエリアが完成。
先生「すごい子ども好みの味だと思う」「色鮮やかなのがいい」
先生方にも好評となった。

続いて、城島の作った汁もの。
牛乳にレモン汁を加えて固まらせた牛乳豆腐と豚のひき肉を混ぜたものをフキの中に詰めた「ラワンブキのピッグリボールシチュー」。
牛乳のまろやかさと、豚肉の旨味で、ラワンブキの苦みを抑えた一品。
栄養士「ラワンブキのシャキシャキ感が残った肉詰めがすごくおいしい」
栄養士さんからもお墨付きを頂く。