その頃、城島・杉山ペアは、山形県朝日町。
名物の地元産ワインは、盆地気候を利用し、豊かに実った質の良いぶどうから作られる。
そして、二人が挑むのが、毎年9月に行われる、かつてのワイン作りから生まれた競技「ぶどう踏み競走」。
使用するのは、半分に切ったワイン熟成用の樽に、ホースとバケツ。
制限時間2分間で、踏んで搾り出した果汁の量で勝敗を競う。

搾るぶどうは、収穫したての地産のぶどう20kg。
対戦相手のチャンピオンは、大柄な男女ペア。
サモアとのハーフ、斎藤さんは190cm102kg。
そして、彼の足のサイズは規格外の32cm。
踏み込みの大きさで勝る相手には、
杉山「踏む数で対抗しましょう」
世界を制した華麗なステップとスピードで、勝利なるか?

1分ずつの交代制、まずは城島が前衛、相手は斎藤さん。
速く、数多く踏む城島に対し、一回一回体重をかけ踏みしめるチャンピオン。
対照的な戦法で搾ること30秒、リードを奪ったのは城島!
城島「すごい(果汁)出てる!回転数だ!」
だが、重みが利いてチャンピオンが一気に来た!
杉山「(果汁の量が)負けてる!もう交代しよう」
ビハインドを挽回してくれるか、世界の杉山。