相手のチャンピオンは170cm、町役場の女性職員・細谷さん。
一瞬でトップギアに上がる杉山、スピードに乗って搾り出す!
と、残り30秒で、杉山も重さをかける戦法に切り替えた。
強いストロークで追い上げる! そして、時間いっぱい。
結果は、惜しくも1cm差で、チャンピオンペアの逃げ切り。
悔しがる杉山だが、やはり、体重がものをいう競技ということだった。

一方、松岡たちは、福岡県八女市。
旧上陽町は林業の町。30年ほど前まで木材の運搬には、ソリのような“きんま(木馬)"が使われていた。
その伝統を引き継ぐのが、毎年11月に開催される「全日本きんま選手権」。
1チーム5人で、俵を載せた400kgのきんまを引いて戦う。
さっそく、今年、出場する地元チームが練習中の場所へ。

距離は、マラソンにちなんで42.195m。
きんまを引いて杉の木で折り返すが、そのターンが勝負を左右する。
と、そこに、肩車スクワットをする、いかつい男たちの掛け声。
松岡「やってることと掛け声が駐屯地」
その通り、彼らは陸上自衛隊、地元久留米駐屯地所属、対戦する前回チャンピオンチーム、Bigフットだった。
対するDASHチームの助っ人は、前回2位の大学院Bチームの三名。
彼らにも、Bigフットに5連覇を阻止されたという、悔しさがある。