収穫から2週間後、新男米はすっかり乾燥していた。
DASH村では一カ月程かかっていたが、この乾燥の早さも、陽当たりと風通しの良い環境のおかげ。
乾燥を終えた稲穂は、コンバインで脱穀。
30分程で稲穂から籾を外し終えた。
改めて、今年の籾を見てみると、形や色の違いは昨年のものと比べると一目瞭然。
城島「いつもよりふっくらしてる」
こうして、今年収穫できた新男米二米目は130kgで昨年とほぼ同じ収穫量。

収穫した籾は、専用の籾すり機で玄米に。
内蔵された回転数の違う2つのローラーが、その摩擦を利用し、籾殻を外す仕組み。
こうしてできた玄米は…
達也「この玄米すごい。ふっくらしてる」
清さんのコシヒカリと比べてみると、大粒な新男米。
清さん「新男米一等米になるんじゃないかと思う」
達也「見てもらおう」

選別機にかけた新男米を持って向かったのは、JAしおざわ大木六低温倉庫。
以前にもお世話になった営農部営農課長の宮田さんを訪ねた。

倉庫にある94%の米が今年とれた一等米で、その印は、袋についている丸い印。
JAに集荷された米は品質によって評価され、価格が決まる。
その等級は大きく4つに分類され、整粒が70%以上・着色粒が0から0.1%以下のものが一等米となり、その下に二等米、三等米と続き、それらに適合しないものは規格外となる。
その評価の際に重要なのが、水分量。15%程が一番米が変化しない値。
水分が多いと、カビが生えやすく、乾燥しすぎだと食味が落ちる原因となる。