その翌日、別の砂浜で産卵が行われているとの情報が!
クサフグの数も増え、ついに産卵が始まった!
2匹のメスを中心に、その周りをオスが取り囲む。
そして、メスが体をこするように砂浜に散乱し、周りのオスが精子をかける。
そのため、波打ち際は白く濁る。
そんな産卵は砂浜のいたる所で行われ、産卵行動が終わると、波と共に海へと帰っていく。
受精した卵は約一週間でふ化し、生まれた赤ちゃんは居心地のよい環境を求めて海へ出ていく。
もちろん、東京湾の奥までやってくることもある。

そんなクサフグの赤ちゃんたちにDASH海岸に来てもらうためにも必要なのが、固い砂地を柔らかくしてくれる生き物。例えば…
木村さん「ガザミでしょうね」
体長25cmにもなるガザミは、大きなハサミで砂を柔らかくするという。
ガザミの姿をよく見られるという、横浜港湾空港技術調査事務所で捕まえてみることに。
サンマやサバなどの脂分が多い青魚を切って、網に入れてカニを釣る方法を木村さんから教えていただき、いざ実践!

ガザミが好む、障害物などの隙間に仕掛けを落とし、待つこと5分。
達也が早くも釣り上げたのは・・
木村さん「イシガニですね」
イシガニはガザミよりも大きなハサミが特徴で、気性が荒い暴れん坊。
青魚のにおいにカニたちが集まり始め、城島も釣り上げたが・・
これもイシガニ。
釣り始めて、15分後、達也が本命のガザミを釣り上げた。