カニに挟まれない注意も必要だが、さらにカニは、敵に襲われると自ら脚や爪を切り離す防衛本能を持っている為、慎重に扱わないと脚や爪が取れてしまう。
脚や爪が取れた越前ガニは、セリではじかれてしまい、値段も半値以下に落ちてしまうという。
その為、プロは、カニの脚ではなく甲羅をつかんで、脚や爪が取れるのを防止している。

プロを見習って、慎重に水揚げをしていると、達也が気づいた。
達也「これすごくね?」
カニの甲羅には黒い粒のようなものがびっしり。
これは、カニビルというヒルの仲間の卵。
カニの甲羅に産みつけるカニビルの卵が多いカニほど、身が詰まっている良いカニの目安となると言われている。
こうして、計100杯の陸揚げ完了!

続いては、越前ガニのシンボルである、黄色のタグをつけるアルバイト。
カニの爪にタグを通してしめるこの作業にかかる時間は、プロはたったの3秒。生きたまま出荷するため、すぐに水槽に入れられる。
城島が挑戦してみるものの、かかった時間は16秒。
5倍以上の時間がかかってしまった。
一方、達也は7秒でタグ付け。すぐさま水槽へ入れる。