そこでより確実に安定して獲物を捕らえるため、長瀬がやりたいのは、“竿"を使っての海釣り。
長瀬「竿があるのと無いのじゃ(釣果が)すごく変わってくる」
確かに今までに試した手釣りの釣果は、良くない。
しかし、竿があれば大きい魚が相手でもやり取りがしやすく、仕掛けもより本物らしく動かすことができる。
とはいえ、ここは無人島、道具などない。
ならばと、漂着物に使えそうな物はないか探していると、折れた竿の先と、それにぴったりハマる竹を発見。

長瀬「太さも重さもバッチリ。あと糸さえあれば出来ちゃう」
落ちていた竿の先と、竹を組み合わせ、そこに針金で作った糸のガイドを取り付けて、最後に糸を通せば、漂着物を集めて作った竿が完成。
リールはないため、魚が食ったら手で引っ張るほか仕方ない。
そしてもう一つ、これも流れ着いたアルミホイルで仕掛け作り。
長瀬「天気いいと反射して(アルミホイルが)稚魚に見える」
要は、エサを付けずにこれだけで、魚を食いつかせるつもりらしい。
仕掛けは一本に5つ、上手くいけば、一度に5匹の大漁なんて事も?

長瀬が選んだ釣り場所は、島の南端の岩場。
ここの海底は海藻が生い茂り、魚達が身を隠すにはピッタリの場所。
水深の浅い所にはクジメ、少し深い所にはメジナの群れ、今が旬のクロダイなんて大物も。
この仕掛けの動き次第では釣れるはず。
長瀬の作戦は、仕掛けの連なった糸を海へ垂らし、竿を上下させて、アルミホイルを小魚のように動かせば、集まった魚が釣れるということだが、上手くいくか?